新幹線 その1
リーン。リーン。
土曜の夜に電話がかかってきた。
「はい。」(千影)
「奥さん。ご主人をこんなところまで連れてきてしまって申し訳ないです。電話かわります。」(薬屋)
「そんな訳だから研究会にきてるから明日かえる」(慎二)
「えー。どこにおるん?」(千影)
「東京。じゃあね」(慎二)ガチャ
あっという間電話を切ってしまった。えっなに?
千影はわけがわからなかった。
今まで遠くに行くときはちゃんといってでかけるのに
この変さはなに?
チーン 頭で音がなった。怪しい。
新幹線で帰ってくるはずだから明日待ってみよう。
次の日 新幹線の出入り口で待つことにした。
東京を朝出たとしてかかる時間をたすと昼過ぎくらい?
昼ご飯どこで食べるかな?
帰る時間もわからないので「まあ適当に待ってみようかな?」
千影は時計を見ると1時10分であった。
新幹線が停まる度に人がどっと出てきた。
上りと下り、人が降りてくるたびに緊張した。
あっという間に1時間が過ぎた。
「もう、しんどいわ。やめようかな?」千影は小さな声でつぶやいた。
帰る時間もわからず、なんとなくばかげてるように思えた。
この辺りは新幹線がとまるので素敵なお店がいっぱいあった。
もう待つのはやめてその辺りのお店をぶらぶらすることにした。
「わー可愛い。」思わず手に取った。
いくつもネックレスがおいてあり素敵であった。
装着がマグネットで簡単だし値段も高くない。
千影は購入することにした。
ぶらぶらその辺りを歩いていたけれどもういいかげん疲れたので
「晩御飯でも食べて帰ろかな?」
千影は近くのお店に入った。
「いったい、何時に帰ってくるのかな?」
食事をすませたのでもう少しだけ新幹線の出入り口で待つことにした。
40分が過ぎ「もうそろそろ帰ろうかなー。あと1台だけ待って帰ろっと」
千影は心の中でつぶやいた。




