実家
「先生のご実家ってどんなのですか?
お母さん優しいのでしょうね。」(由香里)
「ああ。しっかりしてる。」(慎二)
由香里は自分の存在を知らしてほしかったのだ。
千影の地位を分捕ろうとかんがえていた。
それとなく何度も繰り返して言っていた。
「今日、会ってみる?時間大丈夫かな?」(慎二)
「えー。いいのですか?嬉しい。主人明後日まで出張で帰ってこないんです。」(由香里)
「わかった。電話する。」(慎二)
「もしもし、僕。今日ちょっと夕方連れていくから。ご飯?食べるは、うん。うん。じゃあ」(慎二)
以前から話は聞いて母は知っていたのである。
[よく仕事を手伝ってくれてテキパキして若いけど助かっている。]慎二
祖母としたら祖父のなくなった今慎二に頼り切っている。
思いは複雑だが慎二に従うしかない。
仕事で役に立っているなら役に立たない嫁よりよりいい。
そう言い聞かせて 夕食の支度をした。
ピンポーン 2人がやってきた。
たわいもない会話が続いた。
由香里はしめしめと思った。お母さんに気に入ってもらえているんだ。
由香里は楽しくて仕方なかった。
食事も終わりあとかたずけを由香子が手伝った。
「お風呂わいてるから はいったら?」(慎二)由香里に声をかけた。
「いえ、先どうぞ。」
その行為が当たり前のようにすぎていった。
「布団しいてあるから」(祖母)
「ありがとうございます。」(由香里)
やったー 由香里は心の中で笑った




