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真実の涙  作者: 千夏
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これから

ひとつわかったことがあった。

これから生きるか死ぬかで考えかたがすごくかわるのである。

体調が悪い時は由香里に対して怒りが薄くなり、いえ、怒る元気がでないのだ。

体調がよくなるとものすごく憎しみがわいてくるのだ。


千影をここまでひどい目にあわせておいて自分は被害者のふりをする由香里をどうしても許せなかった。

世間は知らなくてもいい、旦那にいうのも諦める。

でもストーカーって言われるのだけは我慢できなかった。

警察にいって自分は被害者だっていってやりたい。

もしこのままだと知らない人は千影がキチガイだと思うだけだ。

そこだけは許せない。


なんでこんな由香里に憎しみがわいてくるんだろう。

警察に行ったとき慎二は千影を明らかに病気のせいで気がたっているみたいなことをいっていたのだ。

どうしてもそこが許せない。

いってやろう。

どうしてもこの気持ちから抜け出せない。

くるくる気持ちが回っていた。


「私いつ死んでもいいよ。今が一番しあわせ。」(友人)

幸せそうに友人が千影に言った。

いいなあ。由香里に出会うまでは幸せだったのに。

千影はそう思った。

みんなが幸せになったら嬉しい。

友人も幸せそうでよかった。

心からそう思った。


千影も年取ったら幸せに暮らしたいと思って選んだ相手

だったんだもの。

人は幸せになるために今をいきているんだ。

じゃあそのためにどうしたらいいんだろう。

考えなければ。


気がついたらあれからもう3年もたっていた。


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