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断捨離
千影は最近体調が悪かった。
いつもは慎二に相談していたが、
ずっと無視されてきたので悪くなるまで相談もできなかった。
由香里のせい。
泣いてもわめいても仕方がない。
千影はそう思ってた。
あとどれくらい生きられるのかな。
千影はそう思った。
時々すごくつらくなった。
ダメダメ。
自分にいいきかせた。
そうだ荷物の整理しなきゃ。
すごく沢山の荷物があった。
これまでほとんど捨てれなかった。
でも今は違う。
捨てれるのだ。
断捨離の極意は
買えるものは捨てる。思い出はおいとく。
これにつきるとはじめて気がついた。
本当になんでもおいていた。
でもつらくなったら捨てれた。
結局これがみんなできないんだ。
たとえば写真は誰が必要だろう。
答えは自分。
その中に思い出がある。
他の人は2枚もあれば十分。
そう思い千影はものを捨て始めた。




