前へ目次 次へ 7/10 記憶ー小学五年生Ⅱー …毎日、朝に家族全員でご飯を食べ、毎週火曜日には家族で遊びにいく。 そして所々、父親と母親のラブラブっぷりを見せつけられる。 …それが私の日常だった。 相変わらず冷はベッドの上に、ロールケーキ状のまま乗っかっている。 多分、この時期が一番冷離れをしていた時期だと思う。 幸せな日々を過ごしている私に、涙を流しながら“物”である冷に相談をするなどという行為は不必要だったから。 でも、幸せはそう長くは続かなかった。