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記憶ー空白の時間ー

自分の命より大切な冷を、

この手で、

差し出してしまった。


これは紛れもない事実。


取り戻したい。

でもどうやって…?


答えのない疑問。

それでも考えてしまう自分。


あれは一体何だったの?

冷は今何処に?


焦りと恐怖が頭を支配する。


そもそも、あの声はどうして私の大切なものを奪ったの…?


私を苦しめる、為…?


時間だけが過ぎていく。

しかし、今がいつなのか。と聞かれれば、答えられない。


あの、声に冷を差し出した瞬間から、全く進んでいないのだ。


時計も、私自身も、周りも何もかも。


まるで時が止まったかのように…


“深い悲しみに暮れる者よ、汝の大切な物は今宵進化を遂げた。


必ずや、その身を守ってくれることだろう。


汝に善なる意があるのであれば…”


意味深な言葉を発するあの声。全てが止まった空間に、漂う“それ”は紛れもなく冷だった。


進化を遂げた…


その意味は一瞬にして理解出来た。


風も吹いていないこの空間に、右へ左へ…上下にも飛んでいる冷は、間違いなく“動いて”いる。


元はただの毛布だった筈だ。


冷は空中を暫く飛んだ後、私の元へと戻ってきた。


まるで、“只今”と言うように、「ひー」と一声鳴きながら。


更にあり得ない現状に混乱する私をよそに、声は続けた。


“その毛布に宿りし力、想いに比例し善悪も己の意思で決まる。


使い方を誤れば、災いをもたらす。


気をつけたまえよ…”


そういい残し、声は消えた。

…と共に、止まっていた時間が再び流れ出す。


…これは夢?


咄嗟に頬をつねってみるが、ちゃんと痛みを感じた。


…夢じゃない。

とすると冷も…


現実、ということになる。


今まで毛布だった冷は、生きた毛布になったのだ。


嬉しい反面、恐怖もあった。


使い方を誤れば災いをもたらす…その言葉が…とても強調されていた為に。


後日、ニュースで私と同じような体験をした人がいたことが発覚した。


人々はこの冷のような進化した“物”を、非武装の武器(unarmed arm)というらしい。


最初は、心霊体験の類いとして扱われていた非武装の武器も次第に悪用する人が出てきて、非武装の武器の保持者と言えば犯罪者というイメージが付いてしまう程になった。


そして、子供の持っていた非武装の武器が暴走し、被害をもたらすという事件まで起きてしまった。


その被害もすさまじく、政府はこれらの非武装の武器に何らかの対策を練らざるを得なくなったのだ。


政府の取った対策は私達非武装の武器保持者(unarmed arm holder)略してUAHを、特別な学校に入学させる事。


これで少なくとも暴走はしなくなるし、教育を通して非武装の武器で人や者を傷つける者を減らそうと考えたのだ。


…私もその学校への案内が届き、入学する事になった。


クラスメイトは全員UAHだと分かっている。分かっているからこそ怖い。


もし、学校にいる時に誰かが暴走してしまったら…私達はひとたまりもないだろう。


そんな不安を抱きながら、学校への案内を読み始めたのである。

はい、完結しました!

私、今作が初めての完結となります!


比較的長くは無かったと思います。ですがやはり達成感がありますねw


この作品は、blanketの番外編というか、本編に入る前の冷が武器化するまでを話にした物です。


あとはその名の通り、月華の記憶です。冷をどんなに大切にしていたかが分かったかと思います。


ちなみに本編はほとんど進んでいません、すみません。


今後頑張って更新しますので、応援よろしくお願いいたします。


尚、感想は随時受け付けております…というか、むしろコメント欲しいです!


文章がひどいですが、改善点など指摘していただけるとありがたいです。


では!(´・ω・`)アディオス!

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