↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
10/10

第10話 小さなことからコツコツと


最近は仕事が入らない日でも、キャラランドへ顔を出していた。



キャラランドのスタッフ。


キャラランドギルドのメンバー。


そして他のマスコットキャラクターたち。



どうすればマスコットキャラクターギルドを盛り上げられるのか。



毎日のように意見を交わしていた。



キャラランドギルド東京と大阪の方は順調らしい。



東京には新たに、


鵲ルイくん。

八塚大牙くん。

稲波力哉くん。

愛須瑠衣くん。


が参加を表明した。


大阪には三上快斗くんが加わったそうだ。



少しずつだが着実に仲間が増えている。



その様子を横目に見ながら、今日も参加可能なマスコットキャラクターで集まることになっていた。



俺は会議室の扉を開いた。



すると、すでに見慣れた顔ぶれが並んでいる。



ぽこぺん。

ガレットたん。

クライン。

クライム。

カメリア。

まめまめん。


そして今日は猫太Pと椿社長まで参加していた。



思わず本音が漏れる。

「なんだぁ……いつものメンバーか……」



「ひどーい!」

真っ先に反応したのはガレットたんだった。

「『いつものメンバー』とは何よ!」



「いや、そういう意味じゃなくてだな……」



すると、ぽこぺんが腕を組んだ。

「いつものメンバーではないぞ」

「今日は猫太Pと椿社長もおる」

鬼らしい見た目なのに妙に真面目だ。



「そういや、ぽこぺん」

俺は話題を変える。



「なまはげや鬼ヶ島の鬼たち、天狗たちには声をかけてくれたか?」


「おう」

ぽこぺんは頷く。

「すでに声はかけておる」

「そのうち何か返事が来るじゃろ」



「他にできることはないかのう?」

やはり、ぽこぺんは鬼なのにまじめだ。



するとクライムが身を乗り出した。

「べにほっぺとまめまめんは、他のメンバーよりずっとキャラクター歴が長いやろ?」

「昔取った杵柄っちゅうやつや」

「何かないんか?」



俺とまめまめんは顔を見合わせた。

「昔からやっているからできることか……」

「まめまめん、何かあるか?」



「……」


「……」


「……」



相変わらず何も喋らない。



だが、まめまめんは会議室の隅に飾ってある古いグッズをじっと見つめていた。



キーホルダー。


ストラップ。


文房具。


ぬいぐるみ。



どれも昔、キャラランドのマスコットたちが商品化されたものだ。



その瞬間だった。



「あっ」



思わず声が出た。



「どうかしました?」

椿社長がすぐ反応する。



「できることがあるかもしれない」

俺は立ち上がった。



みんなの視線が集まる。



「今はイベント出演がマスコットキャラクターの主な仕事になっている」



「でも昔は違った」



「俺たちは結構グッズ展開をしていたんだ」



ぽこぺんが頷く。



クラインも思い出したような顔をする。


「今は販売していないけど……」



「もう一度売れるものもあるかもしれない」



「新しく作れるものだってあるはずだ」



会議室がざわめいた。



「グッズかぁ!」



真っ先に反応したのはカメリアだった。



「それ、いいかも!」



「マスコットキャラクターって感じするし!」



さっきまで静かに話を聞いていたのに、急にテンションが上がっている。



やっぱりこういう話は好きらしい。



ガレットたんも続く。



「私も欲しい!」



「昔のグッズとか見てみたいな~」



クラインも腕を組みながら頷いた。

「確かに、イベント以外にもマスコットキャラクターを知ってもらう方法は必要だな」



すると椿社長がすぐに口を開いた。

「猫太さん、過去のグッズの状況を調べてもらえます?」

こういう時の行動は本当に早い。


猫太も頷く。

「了解だニャ」

「昔の商品データや在庫状況を確認するニャ」

「再販できそうなものや、今の時代に合わせて展開できそうなものがないか調べるニャ」



「猫太、頼む」

思わず俺も頭を下げた。



正直、本当にできるかどうかは分からない。



でも。



少なくとも今までとは違う。



以前なら、

「そんなの無理だろ」

で終わっていた話だ。




今は違う。



誰かが思いつく。



誰かが面白がる。



そして誰かが動く。



その流れが、少しずつでき始めている。



ぽこぺんが俺を見ながら言った。



「ほれ」



「一歩進んだじゃろ」




「そうだな」

俺は笑った。



ほんの小さなことだ。



グッズの再販が本当にできるかも分からない。



マスコットギルドに参加する仲間が何柱集まるのかも分からない。



だが。

今の俺たちにとって大切なのは結果じゃない。




前へ進み続けることだ。



一歩でも。



半歩でも。



止まらないことだ。



ふと横を見る。



まめまめんもどこか満足そうにも見えた。



「ありがとな」

小さくそう言う。



まめまめんは特に何も答えなかった。



だが、ほんの少しだけ頷いた気がした。



気のせいかもしれない。



でも、今はそういうことにしておこう。



すぐに大きなことはできなくてもいい。



まずはできることから。



小さなことからコツコツと。



それが今の俺たちにできる、最初の一歩だった。


<キャラランドギルド567メンバー原案>

【キャラランド東京】

柳楽 茜(やぎらあかね) :めの壱

鵲 ルイ(かささぎ るい) :たまきはる

八塚 大牙(はちづか たいが)(のし)

稲波 力哉(いななみ りきや):idea.

愛須 瑠衣(あいす るい):波都希ななと


ハルモニア

寺井 琥桜雅(てらい こおが):八百食やみぃ

高宮 夏輝(たかみや なつき) :八百食やみぃ

香月 皇貴(かげつ きみたか) :八百食やみぃ

最上 駕巌(もがみ がお) :八百食やみぃ

新野 柳宵(にいの やよい) :八百食やみぃ

友利 ましろ(ともり ましろ):八百食やみぃ

宍倉 藍琉(ししくら あいる) :八百食やみぃ

神藤 蔵人(かみふじ くろうど) :八百食やみぃ

久世 絢虹(くぜ けんじ) :八百食やみぃ


【キャラランド大阪】

白輪 友隆(しろわ ゆたか):めーごん

新井 駿輔(あらい しゅんすけ):サバ缶

三上 快斗(みかみ かいと):夏野葵


ライブ小説【CHARALAND RISE!(キャラランド・ライズ!)】


567人から選ばれた、8人。

でも、それはゴールじゃない。

迷いながら、ぶつかりながら、それでも前に進む。

そして――その先へ。


chapter2(完結):https://ncode.syosetu.com/n4020ky/

chapter1(完結):https://ncode.syosetu.com/n3725kb/


La♪Ra・RISE!のメンバー佐藤翔太視点エピソード小説


ぼくは佐藤翔太!(完結):https://ncode.syosetu.com/n8456ln/


*La♪Ra・RISE!キャラクター原案*

英賀田 雪雄(あがた ゆきお)  :日花子

根古島 カノン(ねこじま かのん) :日花子

京極 真秀(きょうごく まほろ)   :茶ばんだライス

折原 千鶴(おりはら ちづる)   :夏也 すみ

狭山 那音(さやま なおと)   :ギフカデ

Daz・Garcia(ダズ・ガルシア)  :HUNGRY

赤河 辰煌(あかがわ たつき)   :ウニヲ

佐藤 翔太(さとう しょうた)   :niko


*Esperadoキャラクター原案*

JP(ジェーピー)    :茶ばんだライス

IB(アイビー)往馬白蓮(いこまびゃくれん) :茶ばんだライス

IU(アイユー)往馬初蓮(いこまういれん) :茶ばんだライス


*キャラランドスタッフキャラクター原案*

岡 歩(おか あゆむ)      :サバ缶

猫沢 ゆう(ねこさわ ゆう)   :茶ばんだライス

稗田 椿 (ひえだ つばき)    :壱

雨野 武 (あめの たける)    :壱

猿田 宮彦 (さるた みやひこ)   :壱





★ CHARA RISE!公式Discordオープン★

「CHARA RISE!」の世界観や設定を共有し、クリエイターの皆さんと一緒に「CHARA RISE!」を作り、育てていくコミュニティです。

「CHARA RISE!」の原作の裏側に触れながら、イラスト・小説・音楽・映像など、さまざまな創作活動を楽しめます。

あなたの創作が、新たな物語につながるかもしれません。


ぜひご参加ください!


▼参加はこちら

CHARA RISE!公式Discord

https://discord.com/invite/Yt4nEsmjwW

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。