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かっこいい妹にに告られたお姉ちゃんの話。その1

はじめまして!

HARUMIと申します。

今回、初めて小説を書いてみたのですがとても難しく自分も思い描いているストーリーを言葉で表すのがとても大変でした。

自分の好きが詰め込まれた内容になっているので、それが読んでいる人に伝われば嬉しいです。

では、よろしく願いします。



「姉さん。わたしがあなたを幸せにします。だからわたしだけのものになってくれない?」

校庭の木の葉が夏の日焼けを落とし始めた頃。日直だった私とゆきは二人で、教室の戸締まりをし、日誌を書き、帰る準備をしていた。

そんな予兆はなかったと思う。ゆきが自分を姉として慕ってくれていたのは知っていた。むしろ自分が良き姉、慕われる姉になろうと今まで努力してきた。勉強、運動、人とのコミュニケーション、どんなに大変でも私は「お姉ちゃんなんだから」幼い頃、母に言われたこの言葉を胸に頑張ってきた。

しかし、ゆきは天才だった。成績はいつも一番、運動神経抜群だし、学校でのイケメンコンテストは女の子なのにも関わらず優勝してしまうほどにかっこいい。

そんな完璧な妹を持った姉にも関わらず、自分が手本になろうと挫けないで努力を続けられていたのは、小さい頃の彼女を知っているから。弱いところを知っているからだった。本当は大きい音が苦手で雷が怖い、ピーマンは苦いから嫌いだってことも知っている。そんなゆきが私は大好きだった。

だから、一定の距離を起き、近づくことのないただの手本となろうとした。ゆきにはゆきの友好関係を大事にしてほしかったから。学校で話すことは殆どなかったし、家でももっと友だちと遊ぶようそれとなく促していた。たかが家族。いずれ離れ離れになっていくのだから。

家族であり妹。私の好きはゆきとは違う家族愛。

「ごめん。それはできないよ」

ちゃんと断った。

「私もゆきちゃんの事好きだけどそういう好きとは違うの」

自分の気持も伝えた。

「気持ちは嬉しいけど、ごめんね、、、」

私の声はだんだん弱くなっていく。少なくともまだしばらくは同じ家で生活していく存在。そんな妹に嫌われでもしたらどうしよう。家の空気が悪くなってしまう。そんな気持ちが私の声を少しずつかき消していく。

「そっかぁ、、、まあそうだよね。でもやっぱり諦めきれない。だからさ、姉さん。思い出くれないかな?」

「思い出?」

「そう思い出。わたしが姉さんを愛していたという思い出。そうだなぁ〜じゃあキスしよ。わたしからするからさ」

クラスのみんなが欲しがる彼女の唇。これがゆきでなければ私も一声上げるかもしれないが相手が相手だ。

「ねぇ、ほら」

ゆきは、早くとばかりにこちらに顔を近づける。

私まだいい、なんて言ってないんだけどと思いつつも、家族なんだしキスぐらいと思う自分がいて。

「目、瞑って」

雪の手が私の頬に当てられ囁かれる。

正直少しドキッとした。妹とのキスってファーストキスに入るのかな。そう考えると結構大切なものを上げちゃってるような気がする。

私は目を瞑りゆきの唇がやってくるのを待った。

目を瞑ったせいで感覚が研ぎ澄まされたのか、ゆきの顔が近づいてくるのがわかったような気がした。そして柔らかい唇が私の唇と触れ合い、重なった。人の唇なんて触れたことないからわからないがゆきのは特に軟やかいんだと思う。キスは檸檬の味がするなんて聞いたことあったがそんなの考えてる余裕はなかった。

無。

長いのか短いのかよくわからなかった。ゆきの唇が離れていくのを感じ、閉じていた唇を開け酸素を取り込もうとしたのだが、それはゆきの2度目のキスによって失敗に終わった。

「.....むっ!?」

2度目のキスは強引で、口の中にゆきの舌が入ってきた。顔を後ろに引いて逃げようとするもいつの間にか頬にあった手が首の後ろに当ててあり、逃げられなかった。ゆきの舌はそのまま私の口の中を駆け巡っていた。歯茎や舌、私の口の中を隅々まで汚していった。

一体何を考えているのだろう。初めてなのに普通ここまでするのか。私は一気にゆきのことがわからなくなった。

カシャッ

まるで写真を撮ったかのような音がなった。

私は焦った。こんなところ撮られでもしたら明日からの私達の学校生活は無茶苦茶になる。急いで目を開けて音の発信源を探した。

が、その必要はなかった。眼の前の人物がスマホを片手に持っていたためである。ちょっと安心した。が、それとともに新たな不安が生まれた。

眼の前の人物とは、もちろんゆき。そして、彼女は今さっき私に好きと言って。私はそれを断って。そんな彼女に私がキスをしている写真を撮られたのだ。一体どんなことに使われるか不安でしかない。冷や汗が出てくるのを感じた。

「撮ったの消して」

ゆきのスマホに手を伸ばしたが、空を切った。

「どーしよっかな〜この写真」

ゆきはスマホを操作し、つい先程撮った写真をこちらに見せ、ニヤニヤしながら言った。

「どうするつもりなの」

すごく焦っている。先ほどとは比べ物にならない程に、大変なことになった。

最悪だ。

強くは言ってみたものの、ただの負け犬の遠吠え。

力や頭ではゆきに勝てない。今すぐにゆきのスマホを取って、写真を消したいが、手段がない。状況は絶望的。

「別に晒そうとしてるわけじゃないよ。ただ、私の言う事なんでも1つ聞いてくれる?そしたら消してあげる」

「わかった。何すればいいの?」

どうしようもない私は、ゆきに従うしかなかった。








改めまして、HARUMIです。

どうだったでしょうか。まだ導入の部分でとても短かったとは思いますか自分がどんなものが好きなのかわかっていただけたと思います。

亀さん更新にはなると思いますが最後までお付き合いいただければ幸いです!

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