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鬼信長

「魔生500年~・・・あとは知らんわ!綾姫!綾姫はおらぬか!」

日本風の城の渡り廊下をある男が彩姫を探している。

身長は155センチ。ぴんこ立ちしたチョンマゲを入れると170センチくらいか。

顔は鬼、肌の色は白。名を鬼信長おにのぶなが

そうだな・・・簡単に言うと志村けんさんのバカ殿の格好をした白鬼というところか。

「殿、ミッキー様より上洛じょうらくの命が来ております」

家来と思わしき鬼の侍が 進捗を報告せよ と書かれたプラカードを持った

呪いのぬいぐるみを手に持ち鬼信長の背後に膝まづいている。

「いかがいたしましょうか?」

「捨ておけえ!」

彩姫の部屋まで来た鬼信長は部屋の中に彩姫がいないとわかると

「なんじゃ、綾姫はおらぬのか・・・」

部屋の中央にある丸いちゃぶ台の上に置手紙を見つける鬼信長。


最近はまっておりますベイクドチーズケーキです。

父上、召し上がってくだされ。綾姫より。


「おお、何と優しい子じゃ」

鬼信長は嬉しそうにベイクドチーズケーキを一口でパクリ。

食べた鬼信長の口角からヤバイ白濁の泡が流れ出る。

「普通の魔族なら即死レベルの毒じゃが我には効かぬわ」

くるりと反転し部屋を出て行く信長だったが二歩くらい歩くと

バタンと倒れてしまった。

「ぬかったわ、意外と強い毒じゃった」

2秒ほど痙攣した後、ムクっと立ち上がりスタスタと歩いていく鬼信長。

「年頃の娘は難しい。父親を毒殺しようとしよる」

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