鬼信長その2
自室でくつろいでいる彩姫。
「魔生500年~んっぐ、ゲホっ。咽の調子がいまいち!綾姫!綾姫はおらぬか!」
城の庭園を歩き周り彩姫を探す鬼信長。
彩姫の脳裏にムツゴロウ状態でよーしよしよしと撫で回す鬼信長が思い浮かぶ。
「父上に見つかると面倒なのじゃ」
彩姫は深いため息をつき本当に嫌そうな顔をして
「レニーのところへ避難しに行くのじゃ」
転移魔法で転移する彩姫。
「殿、ミッキー様より上洛の命が来ております」
家来と思わしき鬼の侍が信長の背後にひざまずく。
「捨ておけえと言ったでああろうがあああああ!」
怒りの表情で刀を抜き×印に何度も振り回す。空が曇り稲妻が走る。
発生した稲妻が家臣を直撃する。その場で絶命する家臣。
彩姫の部屋まで来た信長はまたもや丸いテーブルの上に置手紙を見つける。
最近はまっておりますチョコレートとかいう洋菓子です。
敬愛する父上、どうぞ召し上がってくだされ。綾姫より。
「おお、何と優しい子じゃ」
信長は嬉しそうにチョコレートをパクリ。
「今回は毒は入っておらぬようじゃが・・・」
その場で尻餅をつく信長。足の裏に刺さった何かを抜きならが
「ぬかったわ、テーブルの周りにまきビシがまいてあったとは。
年頃の娘は難しい。部屋にまきビシをまくのじゃから」
ブツブツと言いながら
「綾姫、綾姫はいずこ~」
30分後。
本丸で左ひじを肘掛に乗せ斜めに座っている鬼信長の口の横から
白い泡が噴き出ている。
「年頃の娘は難しい。父親に時限式の毒を仕掛けるのじゃから」




