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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

付喪神・面 〜ネタ帳シリーズ〜

作者: アカラ

ネタ帳。誰か続き書いてください。

...最初に「世界」というものを認識したのは屋台で売られていた時だったかな。


賑やかな「音」 動く「何か」...。

...まぁ後から音は声、何かは人間だって知ったけど。

とりあえずその時は、なんとなく認識(わかる)ってだけで。


多分祭りだったんだろうね。...あ、やっぱり?

まぁ僕は仮面ってやつだった。

意識というのも希薄でね。しばらくたった時に(あるじ)に手に取られた。

まぁ...少しびっくりしたよ。いきなり体?が浮いたんだもの。

でもそこから認識(わかる)ことが一気に増えた。

増えすぎてまたびっくりしたよ。


そこで(あるじ)に出会った。

気ままな旅人な主は気まぐれで僕を買った。

んで、僕を被った。僕はその時になんだか...繋がる?ような感じがしてね。

僕から何かが流れるような感覚があった。

認識(わかる)ようになった時の比じゃないくらいびっくりしたよ。....まぁそのおかげで少し意識がハッキリしたけどね。


そんなこんなで旅人な主と意識を持つ面の旅が始まった。

僕も今みたいに仮初とはいえ人間の体をもったり、声を出したりは出来なかったけど...どんな物でも大きさとか関係なく少しだけなら動かせた。念能力みたいなやつ。


それで主をできる限り手伝った。なんでか?

...ん〜なんでだろうね?そうした方がいいと思ったからかな。

主が剣を抜く時に少し手伝ったり。主への攻撃とか火の玉とかを逸らしたり。

そんなことをやりながらしばらく時が経ち。


少しづつ主達の言葉が分かってきた。念能力の応用で声に似た物なら出せるからさ。主に話しかけたのさ。

あの時の主面白かったなぁ。

「不思議な面とはいえ喋るとは思ってなかった!」...だっけ?


まぁそこからは主も知ってのとおり。

僕の言葉を「たどたどしくて聞き取りずらい!」とか言ってさ。

僕にいろいろ教えてくれたんだ。

この世界のこと。言葉、文字、種族etc...。

嬉しかったよ。不思議で怪しいお面にいろいろさ。

まぁ...「体がないと不便だろ!」って言って慣れないダンジョン潜って魔力を実態化させる魔道具手に入れるとか無茶してさ。あの時は割れるかと思ったよ。

出会いの話って言ったらこんなとこかな。


そろそろ時間か。こんなヨボヨボになるまで頑張ってさ。ほんと主は凄いよ。

出来ることならあなたと一緒に逝きたいけど..僕はあなたとの繋がり無しでも生きれるようになった。

あなたがそうした。なら僕は生きる。あなたが望むように。


...楽しかったよ主。今度はあなたがやったように僕が誰かを拾って育ててみようかな?...なんてね。

お疲れ様主。おやすみなさい。



主が老衰で死んだ主人公が心機一転なにかやるような話がいいなぁ。

使ったり書けたら教えて欲しい。読むから。

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