39-球技大会⑤
球技大会ラストです!
今回は弥恵視点のお話となっております!
いつもよりも短めですが許してください!!
〜side弥恵〜
「かずくん?」
最後の球技大会が終わったその夜、私がお風呂から出るとかずくんがソファで眠っていた。規則正しい寝息をたてていて、ぐっすり眠っている。
「疲れてたもんね」
最初は起こそうかと思ったけど、かずくんはお風呂にも入った後だしお皿や鍋も片付けられている。それに今日は頑張っていたからこのまま寝かせておくことにした。
「それにしてもかずくんの寝顔を見るの久しぶり」
小さい頃なら何回か見た覚えがあるけど、最近は見れなくなった。朝は私が弱いからかずくんの方が先に起きるし、夜も自分の部屋で寝るから見る機会が減った。
でもこうして見ると小さい頃と何も変わらない。気持ちよさそうに寝ている。
「そうだ」
かずくんを起こさないように気をつけながら、頭を持ち上げる。そしてできた隙間に私が座り、太ももの上にかずくんの頭を下ろす。
「髪サラサラ」
かずくんの頭を撫でると触り心地のよい手触りに、シャンプーのいい匂いがした。気持ちいいのかさっきよりも顔が緩んでいる気がする。
「それにしても不思議」
こうやってかずくんの頭を撫でていると胸がポカポカしてくる。膝枕なんて初めてするからかな。
でも昨日も違ってた。いつもよりなら負けたことを気にするはずなのに、かずくんが勝ったことの喜びが心を占めていた。
それに昨日後ろから抱きしめてもらった時。いつもなら心が落ち着くだけだったのに、昨日はそれ以上に心臓の音がうるさかった。
ううん、昨日だけじゃなくて体育祭の時も大会の時もそうだ。今までとは何かが違ってた。
「変わっててもいい」
たぶん私は何か変わったんだと思う。それが何かは分からないけど、家族としてかずくんのことが大好きなのは変わっていない。だから何も問題ない。
「弥恵……」
寝言で私の名前を呼ぶなんてなんの夢を見てるんだろう。ちょっと気になったけど今はこのまま。ゆっくり休ませてあげよう。
「お疲れ様、かずくん」
いつも読んでくださりありがとうございます!!((((ノ。・ω・。)ノ♡




