13-動物園③
動物園編その3です!
午後が始まりますよ!!
「ごめん、ちょっとお手洗いに行ってくるね」
「あ、俺も行ってくるわ」
昼食を食べ終わったあと2人はお手洗いに行きました。ふむ、ちょうどいいですね。
「弥恵、行きますか」
「ん。行こ」
2人がいない間に僕たちはその場を離れます。狙いはもちろん蓮也と錦田さんを二人きりにすることです。
「ラッキーだったね」
「ですね。最悪無理やり離れようと思ってたから助かりました」
当初の予定では2人を先行させて、後ろにいる僕たちから気が逸れたら離れるつもりでした。でもこっちの方が自然ではないですけど楽だったので良かったです。
「あとは連絡だけいれておきますか」
「私も」
「じゃあ僕は蓮也に」
「私は睦美」
文面はそうですね……パンダを見に行くけれど追ってこないこと、午後3時くらいに出入口前で集合すること、恋の進展を応援することくらいでいいですか。隣の弥恵も多分同じような内容でしょう。
「さて、連絡もしましたし行きますか」
「パンダ行く」
「もちろんです」
さてさて、あの二人と次に会った時には関係が変わっているのでしょうか。とても楽しみですね!
◇◆◇◆◇◆◇◆
「パンダ可愛かった」
「可愛らしかったですね。特に子供の方が」
「分かる。すごい可愛かった」
パンダを見終わった僕たちはお土産屋へ。パンダの檻の近くのため多くの種類のパンダグッズが置いてあります。
「でももっと見たかった」
「沢山人がいましたから仕方ないですよ。それとももう一周しますか?」
「ううん、いい」
お昼時にも関わらずパンダの前には多くの人がいました。混雑の解消のためか職員さん達の指示に従って列を作ってましたが、それが凄い長かったです。並んだ時間は20分以上でしたが見れたのはほんの1,2分。後ろに人も待ってるって分かってますが、やっぱりもっと見たかったですね。
「さて、お土産屋にはパンダだらけですが何か買いますか?」
「うーん、あっ」
何かを見つけたのか1人で歩き始める弥恵。視線の先にあるのは……パーカー?
「パンダパーカー」
「これ買うんですか?」
「パジャマ用」
これからの季節パーカーはいらないと思いますが。まぁ、本人が買うと言うなら僕から言うことは何もないですね。
「あとはいりませんか?」
「買いたいけど……お金ない」
「そんな目で見てもお小遣いはあげませんよ」
「むぅ」
基本的に食べ物とかの買い出しを僕がするからお金は僕が管理してます。そこから弥恵にお小遣いとして毎月渡してる感じですね。
「我慢する」
「そうしてください」
◇◆◇◆◇◆◇◆
弥恵がパンダパーカーを買ったあとはキリンやゾウ、カバなどを見回っていると集合時間が近づいてきました。蓮也は上手いことやったんですかね?
「あ、すみません。ちょっとそこのお手洗い行ってくきます」
「ん、了解」
「勝手にどこかに行かないでくださいね」
「もちろん」
そう言って弥恵から離れてトイレに向かいます。弥恵は怪しい人について行ったりはしませんが、興味深いものを見つけるとそちらにフラフラと向かうから一応念押ししました。決して弥恵のことを小さい子だなんて思ってませんよ?
「お待たせしました……弥恵?」
そんなことを考えていたからフラグでも立ったのでしょうか。トイレから戻ってきた僕を待っていたのは
「いいから来いって言ってんだろ!!」
声を荒らげるいかつい男と
「やめて!」
必死に抵抗する弥恵の姿でした。
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