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Dreamy Dreamer's Dreams  作者: 鮭38号
6/10

Beginning of the end .

 ひぐらしのなく頃に、僕は一人、草の生い茂る山道を歩いていた。


 何故こんなところを歩いているのか、いつから歩いているのか、覚えていない。


 そんなことを考えながら歩いていると、紅いペンキで塗られた丸太を見つけた。


 否、丸太じゃない。

 鳥居だった。

 何かあるかもしれない。

 そう思い、鳥居の奥を覗いてみる。


 石造りの階段に、白いものが見える。

 なんだろう。

 正体を確かめるために、僕は鳥居をくぐった。


 白いものの正体は、少女だった。


 白いワンピースにサンダル、麦わら帽子を被り、手で顔を覆って泣いている。


 僕は問う。

 君は誰なのか。こんなところで何をしてるのか。何故泣いているのか───と。


 すると、少女は泣き止み、顔を覆っていた手を下ろし、俯いたまま言った。


「戦の終わりし日に、この星の終わりが始まる」

「右手に光の槍を持ち、光輪を背負う光の巨神が、七日でこの星を滅ぼす」

「この星に留まっていては、お前たちに未来は無い」

「この星を棄てろ。宇宙そらを目指せ」

「そうして、お前たちの血を残せ」

「確かに伝えた。頼むぞ。人間」


 僕は問う。

 それは本当なのか。何故そんなことを頼むのか。君は何者なのか───と。


「頼んだぞ、人間」

 そう言い放ち、少女は、俯いていた顔をゆっくりと上げる。


 その顔は


♂♀


 僕は飛び起きた。

 心臓がドクドクと鳴っており、全身が汗でグッシャリと濡れている。


 今の夢はなんだったんだろう。

 本当の話なのだろうか。

 しかしきっと、誰かに話しても理解されないだろう。

 それどころか、キチガイだと思われるに違いない。


 窓から射し込む朝日を眺めながら考えていると、昨日の夜から点けっぱなしだったラジオから、ニュースが流れた。


「おはようございます。8月14日、午前6時のニュースをお伝えします」

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