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Dreamy Dreamer's Dreams  作者: 鮭38号
2/10

Banana is enemy .

 目を開けると、目の前に巨大な刀を担いだ覆面の男がいた。

 長身で細身で、どこにそんな巨刀を支える力があるのかと聞きたくなるくらいだ。


 そして、ソイツは俺に向かっていきなりその刀を降り下ろしてきた。


 間一髪で避ける。が、刀は俺達が立っている足場を粉砕した。

 割れたガラスのように床が飛び散る。

 空中に浮いている状態の俺たちには当然の如く万有引力が働き、落下した。


 そして俺たちは、無数に突き刺さってる鉄骨のひとつに着地した。

 そして、すぐに刀を構える。

 次でキメる。

 俺はそう思い、アイツに向かって走り出した。


「てめーに見せんのは初めてだったよなァ?この俺様の能力をよォ!」

 そう叫び、俺はアイツの背後へと瞬間移動した。


 しかし、着地した瞬間、俺は足を滑らした。

 何故だ。何故滑った。

 その答えは、俺と一緒に落ちているそれだった。


 失敗した。慢心した。まさか瞬間移動した先にバナナの皮が落ちてるとは。

 足を滑らせた俺は、まっ逆さまに落ちていった。


 俺は落ちている。

 周りには無数の歯車が存在して、ゆっくりと回っている。

 ここはどこなのか。

 その答えが出る前に、衝撃と共に、全てが真っ暗になった。

 

 そして、全ては闇に包まれた。

 一点の光も無い、完璧なる暗闇───そんなところで、俺は絶望していた。

「こんな………こんな力が無ければ………ッ!」


そう呟いた瞬間、夢は終わった

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