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「遊び人×3を引いた10歳の俺、ジョブ統合で規格外になる」  作者: よっしぃ@書籍化
遊び人への弟子入り?

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95/148

第95話 精霊

俺が――

一人で94層に向かい、そこでの戦闘で――

無双してしまった……

そのせいで――

俺は、平常心のはずだった。

だが――

相当、興奮していたみたい。

「デルク、1人で危険。今度から全員で」

セシルに――

早速、泣きつかれてしまった。

「そうだよデルク。万が一君に何かあったら僕達は全滅だから、その辺りをもっと考えてほしいな」

レイナウトが――

言う。

すいません――

レイナウトの、仰る通りだ。


しかし――

ロースの反応は、2人とは違い――

「デルク、精霊と何かあった?」

ロースが――

聞く。

え?

何かって?

「特に火の精霊が興奮しているの。あと土の精霊もよ」

ロースが――

言う。

火の精霊が――

興奮している?

何か――

したかな?

暫く――

考え込む。

あ――

もしかして、この剣?

これを打った時に――

何だか周囲の様子が、変だった。


妙だったのは――

そう、剣を打とうそしたら――

素材の声が、聞こえた気がした……

え?

生き物じゃないんだから――

声なんか、発するはずない。

そうなんだけど――

確かに、素材の声が聞こえた。

そして――

声の通りに剣を打った結果、あの素晴らしい剣が――

出来上がった……

もしかして――

精霊の声だった?

「あーもしかしてだけど、精霊の声みたいのが聞こえたかも」

俺は――

答える。

隠すような事でも――

ないし、ロースは精霊使いだし――

確認の意味でも、きちんと答えた方が良いはず。

それに――

今後何かの役に立つ情報がある……かな?


例えば――

本人にとって当たり前の事が、他人には必ずしも――

そうではない、とか。

「うわ、見えないけれど聞こえちゃったのね」

ロースが――

言う。

精霊使いだと――

精霊が見えたり、声が聞こえるの?

意味深な事を――

言ってくる、ロース。

しかし――

声だけとはいえ、鍛冶の時に精霊が助けて――

若しくは、協力をしてくれた。

それは――

いい。

だけど――

そんな事をして、精霊は何か得をするのだろうか?

『気に入ったから手伝ったのよ?』

精霊の――

声が、聞こえる。


え?

今――

何か聞こえた気がした。

『気にしたら負けよ?』

精霊が――

また、言う。

何に――

負けるのだろうか?

「その様子だとデルクは精霊に好かれたみたいね。羨ましいわ!」

ロースが――

そんな事を言っている。

だが――

別に精霊に好かれるような事は、してないんだけど。

何となくだが――

精霊って、好き嫌いで相手に力を貸したりしている?

もし――

俺が精霊だったら、嫌な事をしてくる人には――

力を貸そうと、思えないよね、多分。


その後――

俺が94層で色々していたのを、感づかれ――

セシルには、更に泣かれてしまった……

ごめんなさい――

本当に、ごめんなさい。

翌日――

4人で、94層へ向かう事になった。

今の――

セシルとレイナウトの実力があれば、十分に魚エリアを突破できるはず。

それに――

ロースも、精霊に守られながらなら問題なさそう。

「デルク、1人で行っちゃダメ!」

セシルに――

念押しされた。

どうやら――

精霊には、好かれたようだ。

だが――

セシルの信用を、失ってしまったようだ。


俺は――

反省した。

もう――

1人では、行かない。

必ず――

みんなと一緒に、行く。

俺は――

そう誓った。

セシル――

ごめん。

心配――

かけた。

もう――

しない。

俺は――

そう決めた。

精霊――

ありがとう。

助けて――

くれて、ありがとう。

だけど――

セシルを泣かせてしまった。


俺は――

悪かった。

本当に――

悪かった。

みんなと――

一緒に、行く。

必ず――

一緒に、行く。

俺は――

そう誓った。

セシルの――

涙。

見たくない――

もう、見たくない。

俺は――

そう思った。

明日――

4人で、94層へ。

みんなと――

一緒に、行く。

それが――

一番、大事。

俺は――

そう思った。

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