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「遊び人×3を引いた10歳の俺、ジョブ統合で規格外になる」  作者: よっしぃ@書籍化
遊び人への弟子入り?

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第92話 まさかの理由

そして――

ロースが精霊から聞いた話だと、大穴って冒険者もそうだけど――

魔物も、結構落ちるみたい。

魔物は――

いい。

だけど――

人も、結構落ちるのか……

一体――

何故人が、落ちてしまうんだろう。

「ねえロース、何故人が落ちてしまうのか分かるかな?」

俺は――

聞く。

「ちょっと待ってね……『え……え? それ本当に? ちょっとそれは人としてどうかと思う……』」

ロースが――

精霊と、話している。

これは――

想像しているのと、違うのかな?


俺としては――

魔物との戦闘中に追い込まれ、大穴に落ちてしまうとか――

魔物と共に、落ちるとか――

そう言うのを、想像していた。

だが……

「あのね、言いにくいんだけど……」

ロースが――

言う。

「えっと言いのいくいの?」

俺は――

言う。

「うん……精霊が私の代わりに喋ってくれたらいいんだけど」

ロースが――

言う。

そう――

ロースが言うと、どうやらロースと会話をしていた精霊?が――

ロースに、何か語っているみたい。


『え? 出来るの? じゃあお願い。あ……魔力かあ。ちょっと待ってね』

ロースが――

言う。

「あのね、精霊が私達へわかるように声を発するには、それなりに魔力が必要なんですって。どうしよう」

ロースが――

聞く。

「それは俺の魔力でもいいの?」

俺は――

聞く。

「ええ、いいみたい」

ロースが――

答える。

「じゃあどうしたらいい?」

俺は――

聞く。

「手をかざして……そう、あ、精霊がデルクに近づくから、抵抗しないでね」

ロースが――

言う。


抵抗なんか――

できるのかな?

そう――

思った。

だが――

成程。

何かが――

手に触れるような、感覚が。

そして――

その直後、何となく怠くなる。

【人間よ、我の声が聞こえるか?】

精霊の――

声が、聞こえる。

あ――

聞こえる!

「凄い! 聞こえるよ!」

俺は――

言う。

「ん。綺麗な声」

セシルが――

言う。


「おお! 精霊の声ってこんなのなんだ!」

レイナウトが――

言う。

セシルも――

レイナウトも、聞こえるようだ。

さて――

じゃあ、聞こうかな?

「精霊さん、ロースが言いにくそうにしているんだ。教えてくれないかな」

俺は――

聞く。

【……いいが知れば後悔するぞ】

精霊が――

言う。

「え? そんなに大事なの?」

俺は――

聞く。

【いや、下らぬ理由だ。大穴で用を足す愚か者共が多いのだ!】

精霊が――

言う。


……へ?

用を足す?

つまり――

大穴で、おしっこしちゃうの?

5層毎の家に――

トイレがあるのに?

用を足すとかなら――

ロースも、そんなに言いにくそうにしないと思うんだけど。

【特に男が多い。局部をさらしたまま用を足す訳だが、どういう理由か知らぬが、用を足すとどうやら大穴に魅入られてしまうようで、吸い込まれるように大穴へ落ちるのだ】

精霊が――

説明する。

【家】に――

トイレがあるのに、何で?

【かいほーかんが得られると言っているようだが、我にはわからぬ】

精霊が――

言う。


俺にも――

分からない。

そして――

用を足している時に、穴に吸い込まれるような感覚になるというのが――

気になる。

何かの――

罠なのかな?

それとも――

匂いにつられて、魔物が背後から襲う?

あ――

でも、それは魔物がいるエリア限定になるしね……

まあ――

どうでもいい。

だが――

まさかの用足しをている時に、落ちる……

信じられない――

本当に、信じられない。

開放感――

か。


俺は――

そう思った。

大穴で――

用を足す。

それは――

駄目だ。

絶対に――

駄目だ。

吸い込まれる――

らしい。

怖い――

本当に、怖い。

気をつけよう――

絶対に、大穴で用を足さないように。

俺は――

そう決めた。

精霊――

教えてくれて、ありがとう。

俺は――

そう思った。

これは――

重要な、情報だ。

みんなに――

伝えないと。


俺は――

そう思った。

セシルも――

レイナウトも、ロースも――

絶対に、大穴で用を足さないように。

俺は――

そう決めた。

命が――

大事だ。

開放感よりも――

命が、大事だ。

俺は――

そう思った。

精霊の――

警告。

ありがたい――

本当に、ありがたい。

俺は――

そう思った。

これで――

一つ、謎が解けた。

大穴に――

人が落ちる理由。

用を足している時に――

吸い込まれる。


信じられない――

けど、事実だ。

俺は――

そう思った。

気をつけよう――

本当に、気をつけよう。

俺は――

そう誓った。

精霊――

ありがとう。

大切な――

情報を、ありがとう。

俺は――

感謝した。

風の精霊――

優しいな。

ロースを――

守ってくれて、本当にありがとう。

俺は――

そう思った。

これからも――

よろしく、お願いします。

俺は――

そう祈った。


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