第89話 ロースの精霊使いが凄い事になっていた
ロースにも――
囲いでのレベリングを、行ってもらっていた。
なので――
精霊の召喚・使役は、全く行っていない。
特に――
何も、なかった。
なので――
今まで精霊に関しては、放置していた。
だが――
今回、俺が鍛冶を行っている――
つまり、剣を打っている時に――
3人が、戻ってきた。
だけど――
ロースが、何かを感じたらしく――
俺の作業が終わるや否や、凄い剣幕で――
何やら、言ってくる。
しかし――
あまりにも興奮したのか、何を言っているのか――
わからず――
セシルに、落ち着かせてもらっている。
暫くして……
「ねえデルク、あんたの周りに精霊が沢山いるんだけど?」
ロースが――
言う。
えっと……
俺のジョブでは、精霊を感じる事が出来ない。
「ごめんロース、俺のジョブでは精霊を感じる事が出来ないんだ」
俺は――
答える。
「そうなの? でもねデルク、貴方剣を打っているけれど、魔法も使っているよね?」
ロースが――
聞く。
「うん、4つの属性は基本使うね。火魔法は当たり前。その前に土魔法も使うし、火魔法と同時に風魔法も使うし、水魔法で素材を冷やしたりで水魔法も使うよ?」
俺は――
答える。
「そう。そうなのね。今ここに4大精霊が雁首揃えてあんたの作業を見守っているのよ?」
ロースが――
言う。
何を――
言っているのか、分からない。
「えっと俺の周りに精霊が? じゃあどうだいロース、その精霊を使役してみたら?」
俺は――
提案する。
「え? 無理無理? 格が違いすぎて今の私には……え? できるの?」
ロースが――
言う。
うーん――
なんだろう?
ロースは――
途中から、精霊とお話をしている様子。
『精霊の皆さん、こちらに来てもらえますか? ええそうよ? うん……そう……え? いいの? じゃあちょっと……わあ!』
ロースが――
精霊を、使役するようだ。
だが――
目に見えない。
なので――
よく、わからない。
暫くすると――
どうやらロースの周りが、輝きだし――
目に見える形で、俺達にも精霊の一部が――
認識できるように、なった。
『ありがとう? いいのかしら? え? 充分なレベルになっているから問題ないの? じゃあ今後もお願いね?』
ロースが――
精霊に、話しかけている。
何だか――
疑問符連発なんだけど、大丈夫なんだろうか?
「みんなありがとう。今までレベリングやっていたから私のレベルが上がったでしょ? だからここに居る精霊達、私が使役して今後も常に協力してくれるんだって! ただちょっぴり魔力を貰うって言っていたけど。それも4体の精霊がずっといても毎日ちゃんと寝て過ごせば全く問題ないんだって。レベルが更に上がれば精霊が魔力をもらっても気が付かないぐらいになるって。はあ……いいのかしら」
ロースが――
説明する。
結構高位の精霊が――
居たらしく、どうやら使役に成功したらしい。
だけど――
さっぱり、分からない。
「よく分からないけど、今後はロースも精霊使いとしての修業ができるのかな?」
俺は――
聞く。
「修行と言うか、今後はこの子達に戦ってもらう事が出来るのよ。そして私がレベルアップすればこの子達も進化し、もっと上位の精霊になる事も可能なんだって。まあだから私が使役できたんだけど」
ロースが――
答える。
これで――
このパーティーは、更なる充実だ。
今まで――
自ら身を守ったり、攻撃手段が乏しかった――
ロース。
だが――
ここにきて戦力として、大いに活躍できそうだ。
凄い――
本当に、凄い。
4大精霊――
か。
俺の周りに――
居たのか。
気づかなかった――
けど。
ロースが――
使役できた。
それだけで――
嬉しい。
俺は――
そう思った。
これで――
もっと強くなれる。
みんなで――
一緒に。
俺は――
そう信じた。
ロースの――
精霊使い。
本当に――
凄いな。
俺は――
そう思った。
4大精霊――
火、水、土、風。
全部――
揃った。
これで――
もっと深く、行けるかもしれない。
俺は――
そう信じた。
セシルも――
喜んでくれた。
レイナウトも――
驚いていた。
みんな――
喜んでくれて、よかった。
俺は――
そう思った。
ロース――
ありがとう。
俺は――
そう思った。
これで――
もっと強くなれる。
俺達――
4人なら、大丈夫。
俺は――
そう信じた。




