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「遊び人×3を引いた10歳の俺、ジョブ統合で規格外になる」  作者: よっしぃ@書籍化
遊び人への弟子入り?

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第78話 4人の話し合い

思ったより早く――

引き上げ、今は4人で――

話し合いの、真っ最中。

「これは今から思っている事にも関連するから先に言っておくけれど、デルクが作ったこの収納かばん、もう全て重量制限が近く、これ以上ドロップアイテムを回収するのは難しい」

レイナウトが――

そう言って、話し合いが始まった。

だけど――

さっきロースが、言っていたよね。

だけど――

どうしよう。

もう――

予備のカバンは、ない。

そして――

カバンを作成する素材は、手に入らない。

いや――

道具作成のスキルがあれば、カバンの素材は何とかなりそう。


素材と言うか――

皮だったら、ある。

皮があれば――

多少ごわついても、鞣したりしないでも――

取り敢えずは、何とかなる。

それに――

糸があれば、それで袋は作れそう。

なので――

そう言う意味でも、なんとかなる。

だけど――

時間が、かかるんだ。

俺――

ひとりで、やらないといけない。

そして――

その間、皆には待ってもらう事になる。

それは――

どうなんだろう。

そんな事を――

考えていた。


「デルク、僕達3人は上位職のせいでレベルが上がりにくい。そうは言ってもここでのレベリングは恐ろしい勢いでレベルが上がっているんだけど。だけど僕達3人はある意味戦闘職だ。ロースの精霊使いを戦闘職と言い切るのには疑問が残るけれど、精霊を使役する事で精霊に戦ってもらうからね。まあ言ってみれば後衛職だ。僕は前衛も後衛もできるし、それはセシルも同様だ。だがデルク、君はジョブチェンジをすればどの職業もこなせるとはいえ、専門の戦闘職じゃない。どちらかと言えばデルクは生産職に向いてるんじゃないかと思う」

レイナウトが――

長々と、説明する。

……何を――

言いたいのだろう。

「ねえレイナウト、デルクも戦士のジョブって結構上がってるよね」

ロースが――

言う。


「ああそうだな。だがデルクは3つのジョブ持ちだ。しかも遊び人という同じジョブを3つだ。これが何を意味するのか分からないが……デルク、僕には考えがあるんだ。聞いてくれないか?」

レイナウトが――

聞く。

「考えって何かい?」

俺は――

聞く。

「デルク、君は戦士のジョブってどうしてる?」

レイナウトが――

聞く。

「第一ジョブで育てているけれど」

俺は――

答える。

「じゃあ今後は第二ジョブや第三ジョブでも育ててみてはどうだ?」

レイナウトが――

提案する。


「そんな事をしてどうするんだい?」

俺は――

聞く。

「……デルク、君はジョブチェンジした時に、同じ職業を同時に選択した事があるかい?」

レイナウトが――

聞く。

「いや、そんな無駄な事はしないよ? 戦士と魔法使いを同時に選択すれば、なんちゃって魔法戦士の出来上がりだし、それにもう1つのジョブを回復魔法が使えるジョブにすれば、回復手段も持ち合わせるからね」

俺は――

答える。

「じゃあ試した事はないんだな。そもそも選定で同じ職業を二度引き当てた事案はいまだかつて聞いた事がないからさ、どうなのかと思ったんだよ」

レイナウトが――

言う。


何が――

どうなのかな。

レイナウトの言いたい事が――

真意がわからない。

なので――

暫し、考える。

「……バフ・デバフみたいに重ね掛けみたいな効果がある、と思っているのかい? 尤もこの場合はバフだろうけれど」

俺は――

言う。

「例えば戦士を2つのジョブにしたとして、戦士2人分の活躍ができるのか、単にレベルが高い方の能力だけになるのか、それとも足し算みたいに強くなるのか。やってみないとわからないよな」

レイナウトが――

言う。

今まで――

そこまで頭が、回らなかったっけ。

今更ながら――

そう言った指摘があると、考えてしまう。


「デルクならできる」

セシルが――

そう言って、肯定してくれる。

やはり――

セシルは普段は喋らない。

なので――

なんだか、俺とレイナウトの会話になっちゃっている。

ごめんね――

セシル。

「まあいいわ。私はセシルちゃんと一寸お話をしてくるから、男は男で喋んなさいね」

ロースが――

何か分からないけれど、セシルと話し込む気満々。

と言うか――

今まで黙ってばかりだったけれど、何かないの?

「まあロースはあれで気を遣ってくれているのさ」

レイナウトが――

言う。


そうなのかな?

まあ――

セシルも、女の子同士での話もあるだろうし。

「それと、話が少しそれてしまったが、本題はそれじゃないんだ。尤もさっきの事はかなり重要なんだけどね。デルク、囲いでのレベル上げ、あれは僕達3人に任せてくれないか? いやずっと、と言う意味じゃない。例えば半日だけでもどうだろう。デルクは僕達と違い生産系のスキルがある。そっちも伸ばすべきじゃないかと思ってね、あらゆる意味で」

レイナウトが――

提案する。

まあ――

そんな時間があれば、いいのだけれど――

どうなんだろう。

もっと――

収納能力がある収納かばんを、作ってみたい。

そして――

折角色々な素材がある。

なので――

鍛冶スキルを育て、その素材で武器を打ってみたい。


「レイナウトの言いたい事は何となくわかった。そうだな……さっき言っていた第二ジョブの事もあるから、半日を囲いでのレベリング、半日は生産系のスキルを伸ばしてみよう。とりあえず一週間試してみよう」

俺は――

決断する。

「デルクならそう決断してくれると思っていたよ」

レイナウトが――

微笑む。

色んな人と――

会話ができると、こうして見落としていた事も発見できる。

なので――

いいものだ。

それに――

今更だけど、囲いでのレベリング――

あれって生産系って、効果あったかな?

確認して――

ないや。


そして――

今になって、ふと思い出した。

確か――

鑑定を重ね掛けで使ってみた事って、あったよね?

あの時――

どうだったっけ?

俺は――

思い出そうとした。

だが――

思い出せない。

まあ――

いいか。

また――

試してみよう。

俺は――

そう思った。

レイナウトの提案――

試してみる価値は、ある。

俺は――

そう信じた。

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