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「遊び人×3を引いた10歳の俺、ジョブ統合で規格外になる」  作者: よっしぃ@書籍化
遊び人への弟子入り?

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第67話 レベル上げ

ヒヒイロカネを――

採掘する事に成功し、大量に確保できた。

そして――

いよいよ次の目標は、レベル上げ。

魚の階層へ戻り――

囲いの中に入り、魚の突進を利用して仕留める事で――

レベリングを、行う。

大事な事なので――

もう一度!

魚が――

勝手に囲いにぶつかり、仕留める事が出来るので――

手間いらずなんだ!

それに――

現状のレベルで、ダンジョンを脱出するのは困難。

それならば――

レベルを上げ、何とかするしかない。

そう結論付け――

挑んでいる。


「デルク、囲いが歪んでいる!」

セシルが――

叫ぶ。

「え? 何処?」

俺は――

聞く。

何度も――

魚の突進を、受け止めてきた囲い。

鉄と――

ミスリル製の囲いだが、どうやら寿命が近づいてきているようだ。

「まだ何とかなると思うから、今のうちにこの階層を脱出しよう!」

俺は――

言う。

現在――

ヒヒイロカネを採掘できる階層から上の階層、魚のエリアでレベリング中だけど――

目標を変更――

上へ向かう階段を、探す事になった。

この間にも――

魚は、どんどん囲いにぶつかってくる。


「デルク!」

セシルが――

そう叫んだ、その時――

囲いの一部が、吹き飛んだ。

あ!

これは――

まずい!

魚の突撃に――

耐えられる程、俺とセシルの身体能力は高くない。

いや――

セシルの鎧なら、数撃は耐えられる可能性はある。

だけど――

俺には、無理。

正面から――

ぶつかれば、命はないだろう。

「セシル、穴に向かって!」

俺は――

叫ぶ。


2人して――

走る。

必死に――

走る。

上へ向かう階段を――

探す余裕は、ない。

それに――

囲いを修復する時間も、ない。

そうなれば――

取れる手は、一つ。

大穴は――

何処にいても、位置がわかる。

なので――

大穴を、目指すしかないのだ。

俺は――

走りながら、急いでワイヤーを取り出す。

「大穴に来た!」

俺は――

叫ぶ。


「セシル、飛び込むよ!」

俺は――

フライの魔法を、囲いに対し唱える。

すると――

囲いは、上昇を始める。

セシルと俺は――

囲いから落ちないよう、囲いの床に足を置く。

そして――

穴に、蓋をする。

何とか――

上昇をし、上の階層へ。

そして――

上の階層が見えてきた。

なので――

まずは、ワイヤーで固定をする。

万が一――

上から何か落下した時に、囲いが落下しないようにとの措置だ。

そして――

急いで、その階層へ囲いを置こうとする。

だが――

ここで、またトラブルが。


またもや――

上から何か、落下してきたんだ。

「あ゛――――!!!」

声――

が聞こえる。

ドゴ―――ン!!!

囲いの天井に――

何かが、ぶつかり――

囲いが、揺れる。

念の為に――

備えてはいた。

だが――

囲いにぶつかってきたのが何か、分からない。

その衝撃は――

すさまじく、元々魚の突進で囲いは壊れかけていた。

なので――

今回の衝撃で、囲いは崩壊。


俺は――

セシルの手を取り、ワイヤーを掴む。

ワイヤーは――

何とか上の階層に留まっていて――

急いで、自分とセシルにフライをかける。

そして――

何とか、上の階層に到着。

「セシル大丈夫?」

俺は――

聞く。

「うん。だが今のは?」

セシルが――

聞く。

見ると――

囲いだった残骸は、まだフライの魔法の効果が残っているのか――

穴の中心を、漂っている。

だが――

何かが、引っかかっている。


見ると――

それは、人らしき体の一部。

そこにあるのは――

下半身の、腰から下の部分。

上半身は――

見当たらない。

きっと――

囲いにぶつかった時に、身体が切断してしまったのだろう。

冒険者――

だったのか。

ふと――

大穴の上を見ると、別の誰かが魔物と共に――

落下していく。

流石に――

速度がありすぎて、俺では対処できない。

どうやら――

魔物との戦闘で、冒険者が落下してきたようだ。

穴に追い込まれ――

落下したのか、魔物に突き落とされたのか――

分からないが。


こうして――

俺とセシルは、魚のエリアよりも一つ上の階層に――

何とか、辿り着いた。

だが――

囲いは、失われた。

残念――

だが、仕方ない。

また――

作ればいい。

俺達は――

まだ、生きている。

それだけで――

十分だ。

俺は――

そう思った。

セシルと――

一緒なら、大丈夫。

俺は――

そう信じた。


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