第50話 デルクとセシルのカード
「セシル、君のカードを見せてもらっていい? できればパーティーを組んでおきたいんだ」
俺は――
そう言って、セシルにまず自分のカードを見せる。
<名前:デルク・コーネイン>
<種族:人間>
<年齢:12>
<性別:男の子>
<LV:5>
<職業:?遊び人Lv4:?遊び人Lv4:?遊び人Lv4>
<力:E>
<体力:E>
<知力:A>
<精神力:B>
<俊敏:D>
<魅力:B>
<運:A>
<保有スキル>
鑑定 Lv4
鍛冶 Lv3
道具作成 Lv3
剣術 Lv3
投擲術 Lv1
採取 Lv4
料理 Lv2
調理 Lv2
薬剤士 Lv1
空間魔法 Lv2
回復魔法 Lv1
水魔法 Lv1
火魔法 Lv1
風魔法 Lv1
土魔法 Lv1
錬金術 Lv2
付与 Lv2
これ以上の表示は不可
<特殊スキル及びギフト>
ジョブチェンジLv4・ジョブチェンジLv4・ジョブチェンジLv4
???
<称号>
<所属>
無し
セシルは――
自身のカードを見て、愕然となった。
所属が――
無しに、なっていたからだ。
切られた――
そう、理解したのだろう。
俺が――
自身のカードを見せてくれたので、セシルも見せる事に。
<名前:セシル・ヴァウテルス>
<種族:人間>
<年齢:11>
<性別:女の子>
<LV:1>
<職業:神聖騎士>
<力:F>
<体力:E>
<知力:C>
<精神力:D>
<俊敏:F>
<魅力:A>
<運:F>
<保有スキル>
剣術 Lv6
回復魔法 Lv5
浄化 Lv3
身体強化 Lv2
料理 Lv5
調理 Lv5
<特殊スキル及びギフト>
大器晩成
<称号・賞罰>
神聖騎士
<所属>
無し
まだ――
11歳だから、こんなものだよね。
俺の方は――
まあ、ジョブチェンジというスキルが色々有用すぎて――
ジョブチェンジしていた時にレベルが上がったスキルレベルが、そのまま反映されてるっぽく――
数が、多い。
ただ――
困るのは、ジョブチェンジしてた時のジョブのレベルがわからない事。
例えば――
商人のジョブ。
これは――
そのジョブにならないと、わからないようだ。
うーん――
遊び人のジョブは、謎が多い。
そして――
セシルだけど。
神聖騎士のレベルが1なのに対し――
各スキルレベルが、高いのに驚いた。
剣術のレベルが――
6?
回復魔法も――
レベルが5と高い。
これは――
どういう事?
大器晩成……
つまり――
成長速度が遅い、という事だと思うのだけど――
これは単純に、ジョブレベルに対して?
だから――
スキルレベルは、高い?
うーん……
こんなに剣術が高ければ、中層ぐらいなら普通に対処できる強さじゃないのかな?
だけど――
セシルのパーティーメンバーは、彼女を捨てた?
いったい――
彼女の何が、いけなかったのか?
単純に――
ジョブレベルだけを見て?
確か――
中層に行くには、ジョブレベルがある程度ないと許可されないとか――
そんな決まりが、あったんだったかな。
セシルは――
きっと戦闘力が高いのだと思うと、こんな扱いを受けた彼女が不憫で。
可哀想だ――
そう思う。
「もういいか?」
セシルが――
自身のカードを仕舞う。
うーん――
どうしたらいいのだろう?
先に――
ここから下へ行った方がいいのかな?
たぶん――
次の階層は、何かしらの食べ物があるはずなので。
階層がわからないのに――
逆を辿りボス部屋とか、危険すぎる。
俺は――
考えた。
下へ――
行こう。
食糧を――
確保しよう。
そして――
レベルを上げて、脱出を目指そう。
俺は――
決意した。




