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「遊び人×3を引いた10歳の俺、ジョブ統合で規格外になる」  作者: よっしぃ@書籍化
遊び人への弟子入り?

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第38話 15層のボス部屋

 俺は――

 急いで2人と合流すべく、先に進む。

 足が――

 重い。

 息が――

 切れそうだ。

 だが――

 止まれない。

 そして――

 15層、ボス部屋の前に2人はいた。

「急げデルク! 入るぞ!」

 ヴィーベが、叫ぶ。


 もう既に――

 ヴィーベは、中へ入っている。

 リニは――

 周囲を警戒している。

 そして――

 扉は、徐々に閉まっていく。

 重い石の扉が――

 ゆっくりと。

 急いで――

 俺は、全力で走る。

 何とか――

 間に合い、部屋の中へ入る。

 ボス部屋――

 だよな?


 俺が――

 部屋へ入ったと殆ど同時に、部屋の扉が閉まる。

 ドシン――

 重い音が、響く。

「間に……合った?」

 俺が、そう言うと――

「ああ、何とかな。後は此処でどれだけ時間を稼ぐ事ができるかだ」

 ヴィーベが――

 答える。

 ヴィーベは――

 此処で時間を稼ぐつもりのようだが、どうなのだろう?

 もっと――

 先へ向かうのも手じゃないかな?

 それとも――

 穴を利用し、上の階層に脱出を試みる?

 そう思っていると――

「動き始めたわ!」

 リニが、叫ぶ。


 ボスが――

 動き始めたようだ。

 3体――

 いる。

 ゴブリン2体と――

 オーク1体。

「いいか、15層ならきっとまだ弱い。拘束する!」

 ヴィーベが、指示する。

 拘束?

 拘束したら――

 どうなるのだろうか。

 俺は――

 ボス部屋について、殆ど知らない。

 その、基本的な事柄はわかる。

 つまり――

 ボス部屋に入れば、ボスか侵入者が全滅するまで、扉が開かない。

 それ以外は――

 何とも。


 俺が――

 今危惧しているのは、ボス部屋での戦闘時間だ。

 制限は――

 ないの?

 つまり――

 あまりにも長引けば、次にボス部屋を攻略しようと待機している冒険者が――

 ずっと待たなければいけないからだ。

 それこそ――

 数日も時間がかかった場合、どうなるか?

 ちょっと――

 あり得ないなあとか考えていたら――

「デルク!」

 名前を呼ばれ――

 ハッとなる。


 今は――

 魔物との戦闘中。

 余計な事を――

 考えるのはよそう。

「どうしたのデルク!」

 リニが、心配そうに言う。

「ごめんなさい、ちょっと考え事をしてしまいました」

 俺は、謝る。

「まあいいけど、油断しないでね? 私達3人なんだから。魔物も3体」

 リニが、言う。

「集中します」

 俺は――

 剣を構え直す。


 ところで――

 3体とも拘束するの?

 そう思ってたら――

 ヴィーベは、2体を仕留め終わっていた。

 あれ?

 早い。

「そいつは倒すな! ロープで縛って拘束する!」

 ヴィーベが、指示する。

 俺とヴィーベで――

 残った1体の魔物を追い詰める。

 これは――

 オークか?

 豚のような顔。

 筋肉質の体。

 地面に――

 組み敷き、四肢を縛り上げる。

 これで――

 攻撃はできないだろう。


「ふう。これで一息つけるぜ!」

 ヴィーベが――

 安堵の表情を浮かべる。

 暴れるオークのそばで一息とか――

 どうなのだろう。

「なんでオークが最後なのよ!」

 妙に――

 リニが嫌がっている。

「だってさ、人型のほうが拘束しやすいじゃないか?」

 ヴィーベが、答える。

「女の敵なのよ!」

 リニが、顔をしかめる。


 オークは――

 その繁殖力の高さから、ドロップアイテムの睾丸は妊娠薬の原料として重宝されているようだ。

 何せ――

 オークは種族を選ばず、犯した女性を妊娠させる確率が高いからだ。

 種族が違っても――

 子を成せるの?

 ある意味――

 化け物だな。

 リニが――

 嫌がるのも、わかる。

 俺は――

 暴れるオークから、少し離れた。

 ここで――

 休憩だ。

 一息――

 つこう。

 俺達は――

 何とか、生き延びた。

 とりあえず――

 今は。

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