表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「遊び人×3を引いた10歳の俺、ジョブ統合で規格外になる」  作者: よっしぃ@書籍化
遊び人への弟子入り?

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

31/124

第31話 弱いです

 いよいよ――

 俺も、お肉を得る為、魔物と戦う事に。

 魔物というか――

 魔獣かな?

 一頭の牛? が――

 近くにいた。

 俺は――

 そっと近づく。

 だが――

 全くもって、こちらを見ようともしない。

 動かない。

 まるで――

 置物のように。


 俺は――

【鑑定】で魔物の急所を調べた。

 心臓と首が弱点――

 と出た。

 出来るだろうか?

 俺は――

 ショートソードを手にする。

 重い。

 いや――

 軽い?

 不思議な感覚だ。

 一気に――

 振り下ろす。


 すると――

 中々太い首だと思ったのだが、呆気なく首が落ちた。

 え?

 こんな簡単でいいの?

 手応えは――

 ほとんどなかった。

 まるで――

 空気を切ったような。

 実際、心臓を一刺しで仕留める方法もあるが――

 俺の力では厳しいのでは?

 でも――

 簡単に首が落ちたので、もしかして心臓でもよかった?

 あれ?

 さっきの鑑定は、何だったのだろうか。

 あまり、意味がない。


 そして――

 気が付けば、死体は消えていた。

 目の前には――

 お肉が落ちている。

 何故――

 死体が、すぐに消えるの?

 俺は――

 ヴィーベに聞いてみた。

「え? 何故って……何でだろうな? そんな事疑問に思ってもみなかったぞ? デルクは変わった事を気にするんだな。ダンジョンの魔物が死んだらすぐに消える、常識だからな」

 ヴィーベが、不思議そうに言う。

 そうなのか?


 そう言えば――

 俺は、ダンジョンについて殆ど知識が無い事に、今更ながら気が付いた。

 今まで――

 自分が冒険者として、ダンジョンに行く事を考えていなかったからだ。

 外で採取や――

 鍛冶場で鍛冶師として従事する事を考えていた。

 なので――

 知識の吸収は、そういった方面に偏っていたせいかもしれない。

 こんな事なら――

 もっと調べておけばよかった。

 まあ――

 戻ったら、詳しく調べてみよう。


 暫く――

 魔物を仕留めていた。

 何頭も。

 何頭も。

 簡単だ。

 だが――

「ねえ、もういいでしょ? そろそろ行くよ?」

 リニが――

 あまりお肉には関心が無いのか、先に行きたがっている。

「何でもう行くんだよ! もうちょっとぐらいいいだろ?」

 ヴィーベが、不満そうに言う。

「何を言ってんのよ! そんなにお肉ばかりあっても仕方ないでしょ? 大体ねえ、それ誰が料理するのよ!」

 リニが、呆れて言う。

「うぐ……」

 ヴィーベが、言葉に詰まる。

 どうやら――

 ヴィーベは、自分でお肉を焼かないようだ。

 察するに――

 リニが、してくれているのかな?


「はいはい! じゃあ行くよ!」

 リニが――

 ヴィーベの手を引く。

 可哀想に――

 言い返す事ができなかったヴィーベは、リニに半ば引きずられながら4層に向かった。

 俺も――

 ついていく。


 4層――

 ゴブリンが出た。

 だが――

 弱い。

 動きも、遅い。

 背後から近づけば――

 まず、気が付く事は無い。

 仮に正面から接近しても――

 動きが遅く、よほどの事が無ければ、こちらは攻撃を受ける事が無さそうだ。

 ダンジョン産のゴブリンは――

 魔石だけドロップするようで、あまり人気がない。

 あ――

 魔石は魔核とも言われ、魔物には必ずこの核が存在していて――

 これがある生き物は、総じて魔物や魔獣と呼ばれているようだ。


 そして――

 ダンジョン産とは違い、地上のゴブリンは結構なお金になるのだが――

 ここでは、あまり素材が手に入らなさそうだから、どうなのかな。

 俺は――

 まだ地上のゴブリンに遭遇した事は無いが、解体スキルが無いと地上の魔物から素材を得るのは厳しそうだ。

 それに――

 何故か、ゴブリンかオークの内臓、それも腸を欲しがる道具屋が一定数存在していて――

 何に使うのか、破格の値段で腸を買い取ってくれるようだ。

 何に使うのだろうね?

 内臓は――

 ダンジョンでは、手に入らない。

 俺は――

 ゴブリンを倒しながら、そんなことを考えた。

 初めての戦闘――

 意外と、簡単だった。

 だが――

 油断は、できない。

 俺は――

 気を引き締めて、次の階層へ向かった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ