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「遊び人×3を引いた10歳の俺、ジョブ統合で規格外になる」  作者: よっしぃ@書籍化
遊び人への弟子入り?

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第30話 ダンジョンでの活動を開始

 2人は――

 トゥーニスから収納かばんを借りているようだ。

「さあ、収穫するわよ!」

 リニが――

 果物を前に、張り切っている。

 木に――

 たくさんの果物がなっている。

 赤い果実。

 土を薄くした色合いの果実。

「肉の方がいいじゃないか!」

 ヴィーベが――

 ぶー垂れている。

「好き嫌いしちゃあ駄目よ! そんなのだから捻くれちゃったのね、可哀想なヴィーべ」

 リニが――

 何か遠い目をしながら言う。

 なんだか――

 本当のような気がする。

 そして、リニは俳優? 女優? の才能があるのではないだろうか?

 どう言い表したらいいのか――

 リニは、ヴィーベに対し微妙な表情をしている。

 そして――

 それに気が付いていなさそうな、ヴィーベ。


「何が可哀想なんだよ! まあいい! さっさと収穫するぞ! そして肉だ!」

 ヴィーベが、叫ぶ。

 木にくっついている赤い果実。

 別の木には、土を薄くした色合いの果実? が。

 俺は――

【鑑定】を発動した。

【りんご】

【なし】

 らしい。

 鑑定で、そう出ている。

 そして――

 驚くような素早さで、どんどん収穫していくリニ。

 そして同時に――

 いくつか口に放り込んでいる。

 あ――

 放り込むと言っても、カジカジしながら消えていく感じだ。

 器用だな。


 因みに――

 俺はあれから頑張って、もう少し重量物が入るカバンの作成に成功していた。

 恐らく――

 スキルのレベルが上がったせいだと思うが、おおよそ100キロの重量物が入るかばんを複数個製作できていたので――

 持ってきている。

 そして――

 カバンのうちのいくつかには、組み立て式の炉を入れている。

 流石に――

 100キロでは、炉が出来上がらなかった。

 なので、組み合わせて使える炉を持ってきている。

 それに――

 100キロの重量物を持ち上げる事は無理だった。

 フライの魔法をかければ持ち上がるのだが――

 魔法がもったいない。

 いや、魔力が足りなくなる、だな。


 あ――

 浮遊の魔法があったのに、俺は気が付いていなかった。

 浮遊の方が、適していそうなんだけど。

 何で、今気が付くんだろう。

 あと――

 重力制御という魔法もあるようだ。

 まだ、それを取得するほどの時間がないので使っていないが――

 あれば、便利そう。

 炉は――

 簡単な剣ぐらいなら打てる大きさを想定している。

 ただ、使うとしたら――

 炉というより、窯として?

 料理に使ったり、パンを焼くのにも使えるんだ。

 本職の鍛冶師に――

 そんな使い方をしているのを知られたら、思いっきり怒られそうだけど。

 まあ――

 これに関しては、ずいぶん後になって土魔法で出来上がる事に気が付いたので、最初から土魔法で用意すればよかった……と思うのだが――

 今は、まだその実力がない。

 その発想も、ない。


 そして――

 外で色々採取している間に、薪になる木の枝を持ち帰って、炭を作ってしまった。

 すぐに食べる事の出来る食料も入っているけど――

 やっぱり、出来立てが一番だから。

 そんな訳で――

 俺も、採取を頑張っている。

 ただ――

 人が多い。

 子供もいる。

 俺も子供だけど。

 明らかに冒険者ではない、普通の人が大半。

 なるほど――

 普通の恰好でいいというのは、あながち間違っていないようだ。

 採取スキルがあれば――

 ない人より、品質の良いものを採れるらしいのだが――

 実際、どうなのだろう?


 暫くして――

 リニは満足したようだ。

「仕方ないから下に行ってあげるわよ!」

 とか言いながら――

 ヴィーベの希望をかなえるべく、下に行く2人。

 あ――

 俺も、追いかけていく。

 階段がある。

 下に降りると――

 そこには、動物? があちこちにいる。

 時々、誰かが戦っているようで――

 見ていると、仕留めたら何かをドロップするようだ。


「おっしゃああ! 肉じゃあ!」

 ヴィーベが――

 近くにいた牛さん? に向かって突進していく。

「リニさん、止めなくていいのでしょうか?」

 俺は、心配になって聞く。

「いいのよここでは。余程へまをしない限り、簡単だから」

 リニが――

 りんごをかじりながら、見ている。

 あれ?

 あっという間に、仕留めている。

 そして――

 何か、持っている。

「肉じゃあ!」

 ヴィーベが、嬉しそうに叫ぶ。


 ダンジョンでは――

 魔物を仕留めると、魔石やアイテムをドロップする。

 この牛が――

 魔物なのかどうかは疑問だけど。

 ただ、魔石はドロップしないので――

 魔物ではなく、獣では?

 と思うのだが、ダンジョンでは魔物を仕留めるとアイテムをドロップ、その後死体は消えるらしいので――

 目の前に現れたこの獣に見える生き物は、魔物……らしい。

 うーん――

 何だか、あまりにも簡単な説明で、詳しくは分からない。

 今度、調べてみよう。


「よし、デルク、お前もやってみろ!」

 ヴィーベが、俺に言う。

 え?

 いきなり、俺ですか?

 まあ――

 武器は、あるんだけど。

 それとも、ナイフを投げて仕留めた方がいい?

「何事も経験だからな! 頑張れや!」

 ヴィーベが――

 笑いながら言う。

 どうやって仕留めるか――

 教えてくれる気は、全くなさそうだ。

 俺は――

 溜息をついた。

 初めての戦闘――

 来た。

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