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「遊び人×3を引いた10歳の俺、ジョブ統合で規格外になる」  作者: よっしぃ@書籍化
遊び人への弟子入り?

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297/299

第297話 最後の総仕上げ

【読者の皆様へ】

いつも「遊び人×3を引いた10歳の俺、ジョブ統合で規格外になる」をお読みいただきありがとうございます。

まずご報告を。別作「45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる」はアルファポリス様より書籍化中で、コミカライズがこの夏開始予定です。また3巻はコミカライズ連載開始に合わせての出版を目指しております。応援してくださっている皆さんのおかげです。本当にありがとうございます。

そして本作についてお願いがあります。現在の予定では第300話で完結となります。続きを書くかどうかは皆さんの反応次第です。「まだ読み足りない!」と思ってくださる方は、どうか評価とブックマークをよろしくお願いいたします。ランキングに入るようでしたら、300話以降も執筆いたします。

 未だ陛下から他の遊び人へのセカンド・サードジョブの開放の解禁ができていない。

 最近ようやく王太子と王太子妃が解禁許可となったのでデルクの出番がやってきた……のだが、


「や、やめてくれデルク!巻き込むんじゃねえ!!!!」


 必死になって逃げる王太子さん。

 デルクとは別件で何やら話のあった王太子夫妻。


 その結果、王太子は逃げていた……何から?


 しかし残念ながら王太子はあっさり掴まってしまう。


「あなた、いい加減観念しなさい!」

「俺は平穏な暮らしがしたいんだあ!!!!」


 王太子の叫びも虚しく、そのまま何処かへと連れ去られるのだった……。


 ……


「ありがとうございます。そこへ置いといて下さい。」


 デルクは目の前に連れられた王太子に対し、そう言う。


「わかったわよ。」


 そう言って王太子を置いていく遊び人部隊のまとめ役。


「あ、ハーデヴィヒさま、ちゃんと手綱を握っとかないと。」

「あら、ごめんなさい。また粗相をしちゃったみたいね?」

「粗相と言うのかしら?こうなるのは分かっていたのにいつまでも逃げおおせると思っていたのかしらね?今までは敢えて放置してたのに。」


 何だか王太子さんの事についての話だが、不穏すぎる。


 因みに王太子さんの奥様は名前がハーデヴィヒと言うんです。

 連れてきてもらってなんだけど、いい加減王太子さんって諦めの悪さも大概だなあと思うデルクだった。

 未だ次期国王の座を兄であるトゥーニスさんに譲ろうと悪あがきをしているらしいです。


「あ、ハーデヴィヒさま、王太子さんの手を選定板に。」


 早速始めよう。


「分かったわデルク。でもいいの?こんな事しちゃって。」

「うん。やっと許可を得たんです。やはりサードジョブまで取得している強みと言うのは絶大で。」


 どういう基準で解放の許可があるのか分からないけれど、陛下なりにデルクに気遣って、サードジョブの開放はまずデルクの親しい知人・友人からと。

 既に陛下及び王族と、トゥーニス夫妻には開放済み。

 今後は遊び人部隊となるのだが、相変わらず遊び人部隊の男共は微妙。


 ではどうすれば?

 既にデルクの親しい友人知人は開放済み。

 こうなるとどうすれば?

 国王陛下の身内から出すしかない。

 そこで選ばれたのが未だ解放されていない次期国王とその奥さん。


 しかし王太子は後の事を考えると、碌でもない未来しか見えないからと逃げた。だが残念ながらあっさりと掴まり、現在に至る。

 これでは次期国王が確定してしまう……。


 そして本人の意向は全くもって無視され、現在セカンドジョブの開放真っただ中。

 2人は遊び人なので、セカンド・サードジョブを遊び人として選定するだけの簡単なお仕事。


 元々遊び人に選ばれていたので一発で出現。

 王太子の抵抗虚しくハーデヴィヒが王太子の手を取り、あっさりとサードジョブまで遊び人。


「じゃあデルク、私もお願いね。」


 拘束されたままの王太子を放置し、ハーデヴィヒも選定を受ける。


「ありがとうデルク!さてあなた、覚悟はいい?そろそろもう1人欲しいのよね……さあ、授かるまで励むわよ!」

「う、ちょい待って……」


 王太子はハーデヴィヒによって何処かへと連れ去られてしまった。

 まあ夫婦なんだからいいんだけど。

 王太子さん……お体に気をつけてください。


 セカンドジョブとサードジョブの解禁。これの副作用だけはどうしようもなく、結果精神の高揚等、状態異常になってしまうようで、もし選定を受けたのが夫婦であれば速やかに個室へと誘導すれば問題はないのだが、そうでなければ……これが後にセカンド・サードジョブの解禁に踏み切れない最大の理由となるとは、最初にセシル達が挑んでからの結果からもわかるのだが……誰も考えてくれなかったの?とつぶやくデルクだが、


「……そろそろ二人目……」


 セシルの希望にそれどころではなくなったデルクだった。

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