第266話 宰相閣下の秘密?
すると陛下がやってきました。
「デルク、行くのか。」
「ええ陛下。行くと言っても部屋の中ですよ?」
「それはそうだな。トゥーニスもあれでなかなかに頑固でのう。じゃが余の時はどうするのじゃ?妻2人とはずいぶんご無沙汰なんじゃ……痛いのじゃ!何をする!」
「余計な事を言わなくてよろしい。」
王妃様の足払い。陛下は見事後頭部を強打していました。
「デルクや、その時はその時ですよ。私、複数での営みは致した事はありませんが、メヒテルトとであれば……」
「アンシェラ様……」
「うほ!ついに3人で致すのか!デルク!早うせい!!」
「あ、あの致すって何をですか?複数の営み?それは何でしょう?」
一体それに何の意味があるか全くわかっていないデルクだったが、何故か宰相閣下が助け舟を。
「おほん!デルク殿、私の時も誰か呼んでおいた方がいいと思われるか?」
「宰相閣下は誰か一緒に選定を受けたい人がいるのですか?」
「ああ、いるのはいるのだよ……だが私はな、正妻に先立たれてね。一緒に行ってほしいのは、妻との間に設けた娘なんだ。だがもしもの時に娘に手を出せば私は一生悔いを残すから悩んでいたのだ。」
「あ、そういう事でしたら拘束しますよ?」
「こ、拘束だと?一体どうやって?」
「いくつか魔道具を希少金属で作れば、そうやすやすと破壊もできませんから。」
「そうか、それを聞いて安心した。では後で行ってはくれないか?」
「いいですが、宰相閣下のお子様って、息子さんはいるんですか?」
「ああ、いるにはいるが、皆それぞれ独立し王都にいなくてな。呼び出すにしても時間がかかる……が、いずれ頼む。」
「わかりました。あ、ではそろそろ行きましょうか。」
そう言って俺は3人とトゥーニスさん、ユスティネさんと共に部屋へ向かいます。
ただ、こっそり陛下が宰相閣下と何か話していたのが気になりましたが今は放っておきましょう。
【おい、娘ってお前、どれだけ……】
【しいっ!せっかくいい返事をもらったのですからいいんですよ。陛下、どうされますか?あの様子であればどさくさで陛下、10歳以上の姫様も……】
【そうだな、それもありか。息子に関してはあまり沢山すると余が死んだ後問題になりそうじゃからな……それよりもだ、余は3人で致すのがの……】
【陛下も現役ですからな……】
【其方もそうではないか。其方妻は何人おるのじゃったか?】
【正式には7人ですよ。】
【少ないではないか!せめて10人にせよ!】
【いやいやもう歳ですしね……】
……放っておいてよかったです。
この2人の話は聞かない方が精神衛生上よろしいようです。




