第261話 デルクの決意、そして……
セシルがさらに力を込めて手を握ってくれます。
力と言っても気持ちの方。
勇気が得られます。
「実は色々と3人の協力を得てわかった事があります。」
レイナウトとロースも俺をじっと見つめています。
「ほう、この3人がどう協力したのかのう?」
陛下はセシルとレイナウト、そしてロースと順番に見ています。
「俺以外の3人は陛下達とダンジョンに入るまで、それぞれファーストジョブのみだったのはご存知でしょうか?」
「知っておる。デルクの女は神聖騎士、供は魔法戦士、供の女は精霊使いだったと思うがどうだ?」
……あってるんだけど何だか言い方が……供って何だか嫌だなあ。2人は俺のお供じゃないんだ、あくまで対等な関係なんです。
そう思っていたら、またしても陛下の背後が……。
スパン!!!!
「いてええ!!!!!何をする!」
「あなた!少しは考えて言いなさい。可哀想にセシルちゃんとロースちゃん、あんな言い方されては恥ずかしいわよね。」
頷く2人。
「何?違うのか?そこの小さいの、その方デルクのつが……痛い!地味に脛は痛いのじゃ!」
「あなた1人で92層、囲いなしで行ってきますか?」
王妃様の顔が怖いです。
なまじ美人なだけにその凄味と言ったら。
「いや何でだ!いずれまぐわ……ぐは!」
王様は倒れました。
「ごめんなさいね、もう少しこう言った方面に気が利けばいいのですが、良くも悪くも一直線な方ですからね、陛下は。」
「はあ、その【つが】何とかとか【まぐわ】何とかって何でしょうか?」
「「えっ?」」
陛下の奥様2人がそんな顔を。あ、トゥーニスさんもユスティネさんも。何か変な事を聞いたかな?
「それは地上へ戻ってから……ユスティネ、貴女が教えて差し上げなさい。」
「ええ?私がですか?」
「貴女が一番適任でしょう?」
「そうでした。ただデルクさん達は性に対しての知識が足りなさそうですから、後で色々教えておきますわ。」
「ありがとうユスティネ。さて……いい加減狸寝入りはやめなさい。そして私の尻を撫でまわすのもおやめなさい。」
陛下は王妃様のお尻を……いえいいんです。ただ人前でそれは。
暫くしてすっかり顔の形が変わってしまった陛下の屍が横たわっていました。
「ぅぐ……喋りにくい……すまぬなデルク、何だったかな?」
気を付けよう。女性を怒らせるとああなるんだな。
「3人のカードを見てもらえますか?」
俺はその前に机にステータス表示プレート(改)を出して先ずはセシルのカードを表示させていきます。
今回はステータス自体は表示させずに、職業のみ表示させています。
<名前:セシル・ヴァウテウス>
<職業:遊び人Lv6:遊び人Lv6:遊び人Lv6>
と表示が出ます。
それ以外は伏せました。今は必要ありませんから。
皆さん固まります。
「おいデルク、これはどういう事だ!お前の女が遊び人になっておるではないか!しかも3つ??一体何をしたのじゃ!」
「それについて今から説明致します。」




