第259話 先ずは長所を
まあ陛下達はあの調子ですから……きっとあれが日常なのでしょう。
死ななければ問題ないでしょうから、今は放っておきましょう。
本当に危なくなれば周りが何とかするでしょうし、それよりも陛下はレベル10なので即死さえなければ、そのうち魚の動きにも慣れるでしょうから、いずれは本当に囲いの外で戦えると思いますけれど、あの調子では今じゃないですね。
俺はふといざ商人でレベリング、という段になって急遽変更をします。
「さっきと違うんだが、レベリングの方法を変更したいんだ。」
「どうしたデルク、何かあったのかい?」
「商人だけど、先ずはジョブ1を商人にし、ジョブ2と3はそれぞれレイナウトは魔法戦士、セシルは神聖騎士、ロースは精霊使いになっておいてくれないかい?」
「その変更はどういう意味があるのかな?」
「商人は鑑定すればレベルが上がるけれど、敵を仕留めてもあまり旨味がないんだ。まあこれは生産職にも言えるんだけど。」
「ああ、俺達がレベリングをしていた時、デルクだけは違う事していたもんな。」
「そうなんだ。だから今効率がいいと思うのは、ジョブ1を商人にし、2と3はそれぞれの長所を先ずは伸ばして……少なくともジョブ2と3に関してはそれぞれレベル3にはしておきたい。そうすれば3つを合わせれば俺と同様凄い事になるからね。」
「わかった。任せるよ。」
「私は装備をどうする?」
そうなんだよね。
セシルは神聖騎士になっておかないと専用鎧を装備できないみたいで、今は普通の服に色々強化したのを着ている。
うーんどうしよう。
「あの鎧が一番防御力が高いから、念の為着ておこうか。」
セシルは早速ジョブチェンジをし、神聖騎士となった事であの鎧を装備できるように。
残るはロース。
「私にはそんな必要は……今は無いわよね?」
「そうだね。ロースの装備は追々考えようか。」
そうは言っても今着ているロースの服にも色々強化がされているんです。
勿論付与したのはそれぞれ俺。
レイナウトの鎧も色々やっています。
セシルの鎧は軽量化ぐらいかな?
元々色々な強化がされていたようなので、追加はそんなに必要ない感じだったので。
準備が終わったので早速開始します。
3人は囲いでのレベリングは慣れたものなんだけど、今は慣れ親しんだジョブのレベルとは違うので、ひたすら耐えています。
「そうそう、魚を見て鑑定はしてね。その後ジョブ1は……レイナウトとセシルは精霊使いになってもらうから。ロースの場合はそうだなあ、魔法戦士もありだし、神聖騎士もありだね。前衛が出来て魔法も扱えるジョブを考えよう。」
「精霊使いか。あれはレベルが上がればとんでもないからな。」
久しぶりの囲いでのレベリング。
1週間程で目標としていたレベルに達し……。
3人は商人のジョブがそれぞれ6に、セカンドとサードはそれぞれ4に達していました。
レベルが低いうちはガンガン上がるね。
この調子で頑張ってほしいものです。




