第257話 先ずは定番?商人でレベリング
その後暫くイチャイチャ?した後ようやく3人は落ち着いたようで、それぞれ顔を真っ赤にしています。
「何て事だ。まさか人前でロースを抱きしめていたとは。」
「そ、そうね、私ったらなんて大胆な事を人前で!」
レイナウトとロースは自分達が俺達の前でいちゃついていた事に今更ながら恥ずかしがっています。
そうそう、それぞれのイチャイチャってお互い抱き合う事だからね?
そしてセシルはもうどう言ったらいいか分からないほど顔を真っ赤にさせています。
「私、なんて破廉恥な事をロース達の前でしてしまったんだ。」
「セシル、多分あれは仕方ないんだよ。それとも後悔しているの?」
「人前でしてしまったのが恥ずかしいのであって、そ、その……デルクと抱きしめ合えたのは嬉しかった。」
うわあ、聞かなければよかった。こっちが恥ずかしくなってきちゃったよ。
暫く2人でお見合いをしてしまいました。
そしてすっかり落ち着いたレイナウトが、
「デルク、今後はどうしたらいいんだい?君はどうやって3つのジョブをレベリングしたんだ?」
「ああうんそれはね、先ずは商人になって鑑定を上げるんだ。」
「鑑定?何故だい?」
「敵を知るには鑑定が必須だからね。初見の敵が現れた時、名前等がわかれば対処のしようがあるけれど、敵の正体がわからないまま戦うのは愚か者のする事だからね。」
何せ強い魔物はそれぞれ特に有利に働く属性があったりする。
例えば火の属性に特化した魔物が居た場合、その魔物に火魔法で戦えばどうなるか。
もしくは火属性に対し中途半端な風魔法を使えば、かえって火の勢いが増したりするので、そこは水魔法でしょ?的な事が分かる。尤も下手に水魔法を使っても結局水蒸気が発生し、熱気でこちらがやられるので、必ずしも弱点の属性とは限らないんだけどね。
話を戻すと、3人は全てを話さなくても理解してくれたので、早速囲いを用いてのレベリングを開始します。
そうは言っても鑑定を上げるには商人のレベルを上げる以外にもあって、それは鑑定をし続ける事です。
なので俺はまず拠点の中に置いてあるテーブルに手持ちのアイテムを色々並べていきます。
そしてこれらを3人に順次鑑定してもらう事にしました。
いきなり俺のメインウェポンを鑑定しても恐らく鑑定できず失敗するので、簡単に鑑定できるポーションを中心に、単なる袋や鉄の塊、そして金貨などを並べてあるんです。
段階を踏まないと鑑定スキルは伸びにくいので、ここは焦らず地道にです。
そして3人は真剣に鑑定していきます。
最初は名前だけ何とか出ていた表示が、徐々に説明文も表示されるようになっていきます。
そうなると次のステップ。
もっと複雑なアイテムを出していきます。
魔道具です。
俺の作った収納かばんや数打ちしたナイフ、表示プレート等です。
これらを辛抱強く鑑定してもらい、それぞれ鑑定レベルが3になったようで、これで最低限囲いで対処が可能です。
何せ魚は動きが速いうえに、今回は92層を想定しています。
3つのジョブを合わせると鑑定レベルは9になります。そうすれば大抵の名前がわかります。




