第224話 4人で話し合う
ここで一度俺達4人は退場しました。
退場したと言ってもこのまま陛下はこの場に集った人達と話があるので、1時間だけ時間を貰いました。
そして控えの間に案内され、部屋へ入ります。
「陛下の話、どう思う?特にレベリングに関してだけど?」
もっと色々話したいけれど、時間が無いのでいきなり本題に。
「レベリングそのものはいいけれど、彼達の実力があの場では分からなかったな。遊び人なんだろう?であれば色々なジョブを持っているはずだ。」
そうなんだけどね。
「陛下は気になる事を言っていたけどあれは何なのかしら?」
ロースが陛下が最後に語った言葉が気になるようですが今はそれはいいでしょう。
「それも気になるけれど、時間がね。また後にしよう。」
「そうだったわね。でも精霊の事を言われたけれど、私デルタさんが着ていた服に精霊が関わっていたって気付かなかったわ?」
「それは俺も同じだよ。ただ何となく何かあるなあ、ぐらいしか感じなかったけどね。そもそも興味がなかったから調べなかったけれど。」
俺は触らなかったから気付かなかったけれど、あの布ってそんなに硬いの?
陛下はデルタさんのお尻を揉もうとして揉めなかったようだけど、あ、それを言うなら王妃様がデルタさんの上半身を触って同じような事を言っていたっけ。
俺のスキルで似た様なの再現できるのかなあ?それに鑑定したらどうなるのかな?
ちょっと研究してみたい気持ちはあります。
「1層から向かうのか?」
「俺達がデルタさんから貰ったアイテムは100層へ向かうやつだからね。レベリングするならまず魚エリアだと思うんだ。そうなると歩いて向かう他ないね。何かダンジョンに一度足を運んだ階層へ行けるというのなら別だけど。それに魔素酔い中毒の事があるからいきなり下へは駄目だね。」
俺がそう言うと、3人が不思議そうな顔をしています。
「デルク、何を言っているんだ?ダンジョンの入り口付近にあるじゃないか。」
え?何それ?
「え?もしかしてデルクは知らないのか?」
「ごめん俺ダンジョンって初めて入った時に襲われたから、知らないんだよそう言うの。」
どういう事?もしかして当たり前すぎて誰も指摘してなかったの?
まあ俺もダンジョンに関しては殆ど調べた事がなかったんだけど。
戦闘職ではなく生産職が希望だったし。
「デルク、ダンジョンを魔法陣で脱出すれば、その階層へまた行ける。」
そもそも、俺って魔法陣で脱出した事がないんだった。
「セシル、俺は魔法陣でダンジョンを脱出した事がないんだ。」
え?って顔をされる。
「そ、そうか。まあ普通はダンジョンへ初めて向かった時に、先輩に教えてもらうと思うのだ。ああそうか、初めてのダンジョンで襲われたと言っていたな。」
「そうなんだよ。ヴィーベさんとリニさんってそう言った事に関して一寸抜けている所があるからね。きっと直接魔法陣を使って教えたかったんじゃないかな。でも俺は初めてのダンジョンで遊び人狩りに遭ってしまって、そのまま大穴だったからね。」
あれ?じゃあ100層へ向かう事の出来るアイテムって……。
あ、あのアイテムは普通は入れない、つまりデルタさんが管理している部分に入れるんだったっけ。
だから通常の仕組みとは別?
俺は改めて自分のダンジョン知識の偏り具合に気付かされました。
3年いたのに、知らない事だらけです。
「俺は無知だ……まあそういう事なら比較的簡単にレベリングできるね。後は装備かな。」
この後装備に関しても知らされていないから、後で個別に確認する機会を設けよう、という事に。
そこまで話して時間が来たので、再び謁見の間へ。




