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「遊び人×3を引いた10歳の俺、ジョブ統合で規格外になる」  作者: よっしぃ@書籍化
遊び人への弟子入り?

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211/297

第211話 4人、伯爵と面会する

 ● ここよりデルク達に戻ります。



 デルク達一行は、ダンジョンでの話し合いも終え、街へ戻って来た。


 門番に、


「修道院へ顔を出してほしいと、トゥーニス伯爵様からの伝言です。暫く滞在しているそうです。」


 と声を掛けられました。


 修道院。

 そう言えばトゥーニスさん、教母様と結婚するって本当?

 教母様の部屋で人には言えないごにょごにょがあったようですし。


「分かりました。今から向かいます。ロース、レイナウト、2人はどうする?一緒に来るかい?」


 そう言えば2人ってトゥーニスさんと会った事ってあるんだっけ?無かったような気がするけれど、まあいいよね。


「そうだな、俺達が一緒でも問題ないなら会ってみたいな。」

「教母様ってあの超絶美女のスーパーウーマンでしょ?憧れちゃうわ!」


 えっと会うのはトゥーニスさんなので、教母様と会えるかどうかはわからないよ?


「デルク、きっと2人は一緒にいる。」

「修道院だから一緒にって?」

「そう。もし1人で会うならギルドにでも向かうはず。」


 成程、セシルの言う通りだ。


「ええとロース、多分ユスティネさん……教母様も一緒にいると思う。」

「きゃあ!凄いわ!でもあの方いい年なのよね?ご結婚の予定はないのかしら?」

「もうすぐ伯爵夫人になる。恐らく腹には伯爵の子が宿っている。」


「え?そ、そうなの?いつの間に?ね、ね、セシルちゃんは知っていたの?」

「ユス……教母様は妊娠できない身体だった。だが秘薬で妊娠できるようになったはず。少し前に愛し合っていたようだ。」

「きゃああ!伯爵様と教母様が!ねえねえ2人は知り合いだったの?どうなの?きゃああ!」


 暫くロースの暴走が止まりませんでした。

 そしてそれを全て丁寧に答えるセシル。 ロースに懐かれているというか、振り回されているというか。


「昔助けられた男性と結婚……憧れね!」


 2人の馴れ初めは後から知りました。

 10年程前に山賊の手から今の教母様を含め修道院の女性を救ったのが、トゥーニスさんだったとか。

 ずっと独身だと聞いていたので気にはなっていたのですが、ようやく条件が整い、迎えに来た、ということなのでしょうか。

 色々あったんでしょうね、トゥーニスさんも。


 まあ今から会えるので、その時にでも聞きましょう。


 ……


 修道院に到着すると、4人共中へ入れてもらえました。

 そして客間に通され少しだけ待つと、トゥーニスさんと教母様が腕を組んでやってきます。


 雰囲気からして、もう答えは出ている気がします。


「デルクすまないな。」

「いえトゥーニスさん。あ、トゥーニス伯爵様、教母様おめでとうございます。」


 多分そうなんだろうと雰囲気で思ったので、思わずそう言ってしまいました。


「ユスティネさん……教母様おめでとうございます。」


 セシルも言い直しつつ、そう言いました。

 先に答えてくれたのは教母様。


「ありがとう。まさかこんなおばさんを本気で娶って下さるとは思っていなかったのですの。本当に宜しいので?トゥーニス様。」

「何を言うかユスティネ。俺はお前と結婚する為にずっと独身を通してきた。駄目だと言うなら一生独身のままだ。」

「トゥーニス様、嬉しいですわ!」


 美男美女が目の前でいちゃいちゃと……しかも大人のイチャイチャなので目のやり場に困って……セシル?そんなにまじまじと見ないで!


 暫しお待ちを……。


 ……


「まあそういう訳でな、ユスティネと結婚する事になった。だが今、デルク達を呼んだのはその事ではない。まだダンジョンから戻って落ち着いていないだろうがどうだろう、俺と共に王都へ来てくれないか?」


「王都にですか?」

「ああ。そこの君、魔法剣士だね。デルク達とダンジョンに居たのだな?」


 トゥーニスさんがレイナウトにそう質問をします。さすが、初対面でも一目でジョブを見抜くんですね。


「はい、私は魔法剣士でレイナウトと申します。そしてこちらは精霊使いのロース。僕とロースはデルクの幼馴染で、こちらのセシルと同じで見習い中に同行者にダンジョンの大穴へ突き落されましたが、運よくデルク達に助けられ、その後はダンジョンを脱出するまで行動を共にしておりました。」


「成程……レイナウトとロースだね。君達も一緒に来ないかい?」

「宜しいのですか?」

「ああ、君達さえよければ是非来てほしい。」

「あ、あの、教母様はどうされるのですか?」


「ロースさんですね。私はここの引継ぎを済ませ次第、トゥーニス様と行動を共に致しますわ。国王陛下の了承を得られましたらトゥーニス伯爵夫人となる立場ですから。」


「では私もご一緒いたします!」


 ロースは教母様をどう捉えているのでしょうか。

 憧れの人というか、お姉様枠というか。

 まあロースが喜んでいるならいいのですが。


 こうして俺たちは王都へ向かう事になりました。

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