第137話 ミスリルの買取
まあ――
追々慣れていきましょう……
それより――
当座の資金を、得ないと。
「えっとその、今2人は勤務中ですよね? 僕はたった今ダンジョンから脱出したばかりなので、そのお話ってまた日を改めてでもいいですか?」
俺は――
聞く。
「え? ダンジョンにずっといたの?」
リニさん――
驚いている……
「ええ。もしすぐに脱出したとしてまた追われるんじゃないかと思って、レベル上げをしていました」
俺は――
答える。
「レベル上げって……わかった。トゥーニスさんにも連絡しておきたいし、また日を改めて話をしよう」
リニさんが――
言う。
「もっとゆっくり2人とは話がしたいのでそうして頂けると嬉しいです。じゃあ2日後に一度またここに来ますので、その時までに何時が都合がいいか教えてもらえますか? 僕はまだ今後どうするか決めていないので、暫く自由に動けると思うんですよ」
俺は――
言う。
「わかった。えっとデルク、戻ったばかりって泊まる場所どうすんだ? 今はもう以前の場所に寝泊まりできないぞ」
ヴィーベさんが――
言う。
「暫くは何処か宿を借ります。あ、それでですね、当座の資金が今ないので、ダンジョンでドロップしたアイテムってここで買取していませんかね?」
俺は――
聞く。
すると――
2人の目が、輝いたのがわかる。
「勿論しているわよ? そのための商人ギルドですもん。デルクの為だから、冒険者ギルドより高く買い取るわよ?」
リニさんが――
言う。
「ありがとうございます。では何を買い取ってもらえるのでしょうか?」
俺は――
思わず聞いてしまった。
だけど――
どの階層のアイテムまでなら、いいかな?
ヒヒイロカネとかは――
流石に、無理でしょうから……
あ――
ミスリルなら?
「そうだなあ……どうだリニ、肉や果物って今需要あるのか?」
ヴィーベさんが――
聞く。
「あるにはあるけれど、時間が悪いわ。朝一番ならこちらで買い取って、食料を専門に扱っている商人に引き渡せるのよね」
リニさんが――
答える。
「分かりました。食べ物はありますが収納かばんに入れているので、商人ギルドの都合に合わせます。じゃあ何か鉱物とか魔石がいいのかな?」
俺は――
言う。
「お? 色々あるのかい? もしかしてミスリルとかあったりする? あれば高く買い取るよ?」
ヴィーベさんが――
言う。
やっぱり――
ミスリルは、買い取ってくれるんだ。
「ヴィーベさん、ミスリルはそれなりに手に入れているんですよ。たぶんヴィーベさんが考えている以上に採掘が出来たので」
俺は――
言う。
「お、言うじゃねえかデルク! 大丈夫だ、インゴットなら100本ぐらい買い取れるぜ!」
ヴィーベさんが――
言う。
因みに――
ミスリルのインゴットは、1本1キロほど。
と言うよりも――
基本インゴットは、大きさではなく――
重さで、管理しているんだとか。
でも――
密度とかあるから、大きさで管理したほうがいいんじゃないかな。
そう――
思うんだけど、あくまで重さらしい。
100キロ――
ですか。
まあ――
その何倍も持っているので――
100キロなんかは、問題ないのですけれどね。
当座の資金――
得ないと。
2日後――
また来る。
トゥーニスさん――
連絡してくれる。
泊まる場所――
宿を、借りる。
ダンジョンのアイテム――
買い取ってもらう。
肉や果物――
時間が、悪い。
朝一番なら――
引き渡せる。
鉱物――
魔石。
ミスリル――
ある。
たくさん――
ある。
ヴィーベさんが――
考えている以上に、ある。
インゴット――
100本、買い取れる。
100キロ――
問題ない。
その何倍も――
持っている。
俺は――
そう思った。
2人――
助けてくれる。
ありがとう――
本当に、ありがとう。
商人ギルド――
買い取ってくれる。
冒険者ギルドより――
高く、買い取ってくれる。
嬉しい――
本当に、嬉しい。
ミスリル――
売ろう。
100キロ――
売ろう。
当座の資金――
確保しよう。
宿――
借りよう。
2日後――
また来よう。




