表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「遊び人×3を引いた10歳の俺、ジョブ統合で規格外になる」  作者: よっしぃ@書籍化
遊び人への弟子入り?

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

135/157

第135話 予期せぬ再会

「勿論ここは商人ギルドですから、買取も販売も致していますよ? しかしこう言っては何ですが、貴方は冒険者では? ギルド……冒険者ギルドで依頼を受けて、その依頼の品を収めた方が良いのではと思いますけれど、敢えてこちらで買い取りですか? もちろんそうして頂く方が商人ギルドとしてはありがたいのですけれど?」

お姉さんが――

言う。

何故か――

疑問形で、話をして下さる。

「僕はこの街へ数年ぶりに戻ってきたので、まあ情報を、つまり3年近い間の変化を知りたいので、そう言った事には商人ギルドが一番と思いまして。それに素材は必ずしも冒険者ギルドで依頼があるとは限りませんから、そう言った意味でもここの方が良いかなあ、と」

俺は――

答える。

ああ――

何だか、さっきのおじさんもそうだけど――

セシル達以外と、喋るの久しぶりだから――

緊張するなあ。

上手く――

伝わったかな?


「……今、商人ギルドは一番閑散とした時間ですし、もし私でよければ別室でお話を聞きましょうか?」

お姉さんが――

提案してくれる。

「え? いいんですか? ありがとうございます。ちょっとここでは出せない品等もあるので助かります」

俺は――

言う。

「あら? そうなの? まあ商人ギルドは商談も致しますから、個別の場所は沢山ご用意しているのですよ。では私に付いてきてね」

お姉さんが――

言う。

俺は――

このお姉さんの後を、ついていく。

わ……

気が付かなかったけど――

物凄く、スラっとしていて――

でも――

何だか身のこなしに、見覚えがあるようなないような。


しかも――

右手の指輪は……婚約中?

婚約指輪――

だよね?

うーん――

絶対モテるでしょ、このお姉さん。

でも――

婚約しているの?

歳は――

俺より少し年上?ぐらいだろうから――

今まさに……

って――

何を考えてるんだろう。

だけど――

何だか見た事があるような気が、するんだけど――

初対面――

だよね?

案内された――

部屋は、こじんまりとしていて――

4人ぐらいで、商談する場所かな?


「少々お待ち下さいね。お飲み物などを用意するわ」

お姉さんが――

言う。

俺は――

1人に、なった。

だが――

驚くような速度で、お茶請けと飲み物を――

2人分、持ってくるお姉さん。

うわ――

早い……

そして――

じっと俺を、見つめるお姉さん。

うーん……

誰だっけ?

こんな女性――

忘れるわけないんだけどなあ?

「……まだわからない?」

お姉さんが――

言う。

「……その、さっぱり分かりません」

俺は――

答える。


「……まあ、色々話したい事もあるけれど、もう1人が急ぎ戻ってくるから、それまで待っててね?」

お姉さんが――

ウインクしてくる。

だけど――

えっと、本当に心当たりがないんですけど?

貴女は――

誰ですか?

俺は――

女性って3年もすれば――

すっかり変わってしまう、という事を――

認識していなかった。

なので――

目の前に居る女性の3年前って――

どんな姿だったか、想像できなかった。

その結果――

この女性のいう事が、理解できていなかった。

それに――

なんだか嬉しそうにしている、女性。


そして――

何だか部屋の外が、騒がしい感じがして――

何だろうと、思っていると――

突然――

ドアが、バン!と開いて……

「デルク!! なんだよお前生きてるじゃねえかこんちくしょお!!」

そう言って――

立派な身なりの青年が、俺を抱きしめてくる。

青年――

だよね?

まともに――

顔を見ないうちに、抱きしめられた。

そして――

スパン!と、いい音が。

「相変わらずの馬鹿ヴィーベ! 何で先に言ったのよ! 私が先に見つけたのよ!」

女性が――

言う。

「いてええ……」

青年が――

離れる。


今度は――

眼鏡の女性が、優しくハグしてくれる。

「おかえりなさいデルク。生きていると思っていたわ」

女性が――

言う。

俺は――

ドギマギして、その女性を引き離す。

そして……

思わず、その女性の眼鏡を奪って――

その顔を、じっ―――――と見つめる。

……え?

あれ?

もしかして――

目の前に居る女性って、リニさん?

それと――

いきなり乱入した青年?

彼って――

ヴィーベさん?

「……リニさん? それにヴィーベさん?」

俺は――

言う。


何で――

ここにいるの?

トゥーニスさんに――

ついていったのでは?

「そうよデルク! おかえりなさい!」

リニさんが――

言う。

「おかえりデルク! やっぱお前しぶといなあ!」

ヴィーベさんが――

言う。

俺は――

いきなりの出来事に、混乱してしまう。

そして――

俺は、ヴィーベさんの右手にはまっている指輪にも――

気が付く。

お揃いの――

指輪?

2人は――

なんだかんだで、婚約したんだ?

「ええとその、ただいま……」

俺は――

言う。


リニさん――

ヴィーベさん。

会えた――

本当に、会えた。

生きていた――

2人とも、生きていた。

嬉しい――

本当に、嬉しい。

3年――

経った。

変わった――

2人とも、変わった。

リニさん――

綺麗になった。

ヴィーベさん――

立派になった。

婚約――

したんだ。


お揃いの――

指輪。

嬉しい――

2人が、幸せそうで嬉しい。

でも――

何で、ここに?

トゥーニスさん――

ついていったのでは?

わからない――

何が、起きたのか。

でも――

会えた。

2人に――

会えた。

ただいま――

俺は、帰ってきた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ