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「遊び人×3を引いた10歳の俺、ジョブ統合で規格外になる」  作者: よっしぃ@書籍化
遊び人への弟子入り?

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122/152

第122話 ボス部屋での違和感

扉を開け――

中に入る、4人。

目の前は――

広大な土地が広がる、草原。

見渡す限り――

視界を遮るような物は、何も見えず――

この部屋は、一体どれほどの広さなのか――

見当も、つかない。

俺は――

周りを見渡す。

だが――

魔物の姿が見えず、困惑している。

それは――

他の3人も、同様で――

今までのボス部屋とは、まるで違う。

「みんな気を付けて。今までと全く違っているから油断すると瞬きした瞬間、魔物が目の前に居た!という事になりかねない」

俺は――

皆に、警告を。


「しかしなんだろうね。広すぎるし、魔物の姿が見えないじゃないか」

油断なく――

周囲を警戒しつつ、レイナウトは答える。

「精霊達も魔物の気配を見つけられないって」

ロースも――

困惑を隠しきれず――

精霊を使って、魔物の気配を探っているよう。

だが――

その気配が、ない。

「魔物がいないボス部屋?」

セシルの――

呟き。

俺は――

まさか?と思う。

だが――

ここは、100層。

そう言う――

仕掛けなのかもしれない。

そして――

罠の可能性も。


2時間が――

経過。

何も――

変化が、ない。

しかし――

4人は、見落としている。

俺は――

何気に、自分達がやってきた扉を――

振り返る。

すると――

そこには本来閉まっているはずの扉が――

開いたまま、なのだ。

「何で?」

俺は――

言う。

その視線の先を――

見る、3人。

そして――

固まる。

特に――

レイナウトは、デルクが行方不明になってからも――

ダンジョン上層を、何度も挑んでいる。


当然ながら――

25層までのボス部屋は、何度も経験し――

その全てが、ボス部屋の扉を開けると――

一定時間で閉まり――

ボス部屋の魔物を仕留めるまで――

もう一つの扉である出口が、開かない。

それを――

よく知っているし、経験している。

なので――

ボス部屋の扉が開きっぱなしに――

ものすごい違和感と、警戒感を持った。

「何で開いたままなんだ? だからボス部屋に魔物がいつまでたっても現れないのかい?」

レイナウトが――

言う。

じゃあ――

自分達で閉めれば、どうなる?

「レイナウト、これは明らかに異常だ。今すぐここを立ち去るか、それとも扉を閉めてみるか」

俺は――

言う。


ロースも――

セシルも、何も言わない。

「一度出よう。今なら戻る事が出来るだろうし」

俺は――

言う。

ロースも――

セシルも、頷く。

扉に――

一番近かった、セシル。

セシルが――

まず、出る。

次に――

ロースが。

で――

レイナウトも、扉の前に立ち――

「先に出る」

そう言って――

レイナウトも、出た。

そして――

俺が、出ようとした瞬間――

勢いよく、扉が閉まる。


目の前で――

いきなり閉まった、扉。

そして――

ボス部屋に、取り残された、俺。

『え? 何これどういう事?』

俺は――

混乱する。

何故――

今になって、扉が閉まったのか。

ただ――

思うのは、取り残されたのが――

俺で、よかったという事だ。

万が一――

ドラゴンの大群が、やってこようとも――

俺なら、何とかなる。

3つの――

ジョブを全て同じにすれば――

恐ろしい力を、発揮できるからだ。


広大な――

草原。

魔物――

いない。

気配――

ない。

2時間――

何もなかった。

そして――

扉が、開いたまま。

異常――

明らかな、異常。

みんな――

出た。

俺――

取り残された。

扉――

閉まった。

何故――

今、閉まった?


罠――

なのか?

仕掛け――

なのか?

でも――

俺なら、大丈夫。

3つの――

ジョブを同じに、すれば。

戦士――

3つ。

レベル――

7+5+5。

合計――

レベル17。

恐ろしい――

力。

ドラゴンの――

大群でも、倒せる。

俺は――

そう信じた。


みんな――

無事でいて。

扉の向こうで――

無事でいて。

俺は――

祈った。

取り残された――

のは、俺でよかった。

みんなを――

守れる。

俺には――

力がある。

戦える――

力がある。

俺は――

そう決めた。

何が来ても――

倒す。

ドラゴンでも――

倒す。

俺は――

覚悟を決めた。

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