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「遊び人×3を引いた10歳の俺、ジョブ統合で規格外になる」  作者: よっしぃ@書籍化
遊び人への弟子入り?

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117/156

第117話 答えは自ら見つけるもの

『本当は簡単な方法があるんだけど、なまじ賢いレイナウトがそれに気が付くかどうか……』

俺は――

レイナウトが直面している問題の――

解決方法を、知っている。

レイナウトは――

ワイバーンに対し、魔法と剣――

両方を使用し、一撃の下で仕留めようとしている。

しかし――

ワイバーンは飛翔する。

なので――

魔法と剣を同時に扱うには――

リスクがありすぎ――

結局、別々に使わないといけない。

『何かレイナウトなりの拘りなんだろうけど、先にフライを使っておけば、ワイバーンの首までひとっとび、そして剣で一撃できるはずなんだよなあ』

灯台下暗しとは――

よく言ったもの。


レイナウトは――

魔法と剣を戦闘中に同時使用する事に――

拘り過ぎて――

前もって魔法を使用するという――

単純かつ効率のいい手段を、思いつけない。

その思考に――

辿り着けていないのだ。

何かの――

切っ掛けが、あればいいんだけどね。

そんなある日――

その出来事は、起こった。

思いつめた――

レイナウト。

またしても――

自分だけ結果が、出ていない。

デルクは――

常に自分の数歩前を、進んでいる。

到底――

かなわない。


そして――

そんなデルクを想っている(はずの)セシルも、そうだ。

彼女は――

投擲で一撃の下に、ワイバーンを仕留めている。

元々――

魔法は補助魔法が主体。

なので――

攻撃魔法で魔物を仕留めるという発想が、ないのか――

魔法で仕留めるのを、見た事がない(はず)。

そして――

ワイバーンは、彼女の剣の届く範囲には――

近づかない。

では――

どうすれば?

セシルは――

愛用している剣で仕留める事に、拘っていない。

なので――

投げナイフを用いての投擲に――

一切の迷いが、ない。

自分とは――

大違い。


レイナウトは――

手にしている剣で、ワイバーンを一撃の下――

仕留める事に、拘っている。

しかし――

現状では、ワイバーンにその剣は――

届かない。

魔法で――

ダメージを与え、その後に剣で仕留める。

結果――

魔法のダメージがある分、一撃とは言い難い。

しかも――

レイナウトが放つ魔法の威力は、微妙で――

雑魚ならば、一発で仕留められる威力は、ある。

但し――

下層の魔物相手に一発で仕留める事は――

かなり、厳しい。

運よく――

口の中に魔法が入り込み――

体内で爆発してくれれば、その限りではない。

だが――

それは単に、運。


偶然により――

一撃で仕留める事を達成できた!と――

喜ぶわけには、いかない。

そして――

ロースだ。

彼女は――

最初正直言って、戦闘では全くの役立たずだった。

だが――

レベルが上がり、使役できる精霊の格が――

大幅に上がり――

今や、デルクを除く3人の中で――

一番の、戦力。

数体の精霊は――

ワイバーンへ群がり――

ワイバーンに何もさせないまま――

気が付けば、仕留めている。

僕も――

そうだが、ロースが自分以上に役立たずと思われていたのは――

知っている。

しかし――

今や僕が、一番役に立っていない。


いつの日か――

ロースに相応しい男に、なってみせる!

そう――

思っているものの、その日は――

遠い……

遠いというか――

日々、遠のいていく。

そんな風に――

悩んでいた、レイナウト。

だが――

この時、運命の神が悪戯をしたのか――

気を利かせたのか――

ロースと2人っきりに、なる時があった。

「何辛気臭い顔しているのよ?」

ロースが――

言う。

ロースと――

レイナウトは、幼馴染。

なので――

ロースは、レイナウトに容赦がない。


まいったな……

レイナウトは――

ロースの常に変わらない態度に――

困惑しつつ、感謝していた。

常に――

変わらず接してくれる、ロース。

僕は――

彼女の隣に、立て続ける事が出来るのだろうか?

レイナウト――

悩んでいる。

答えは――

ある。

だけど――

気づいていない。

フライを――

先に使えば、いい。

だけど――

それに気づかない。

戦闘中の――

同時使用に、拘っている。

灯台下暗し――

そういう事だ。


俺は――

教えない。

自分で――

気づいてほしい。

それが――

レイナウトのため。

成長の――

ため。

俺は――

そう信じている。

ロース――

レイナウト。

2人――

幼馴染。

いつか――

気づくかな。

お互いの――

気持ちに。

俺は――

そう思った。

答えは――

自ら見つけるもの。

レイナウト――

頑張れ。

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