鉄と鋼のディグマイツェン

騎士決闘（きしけっとう）とは
騎士の姿を模した大型騎兵「騎士機（きしき）」と、それを操る操縦士「装騎士（そうきし）の
名誉と誇りを賭けた決闘である。



世界一の装騎士アルス・レイシュラッドに憧れ、自らも装騎士を目指しグランネシア騎士養成学園の門を叩いた青年ラディウス・ロッド。

だが産まれ持った才能と言う名の壁に阻まれ、その夢を絶たれ
機械工を養成する整備科生徒として鬱屈とした日々を送っていた。

そんなある日、学園のエリートである騎士科の横暴に耐えかねた彼は
騎士科主席マーベリック・ハイデンクルトに対し騎士決闘を申し込む。

１カ月後の決闘に備え仲間達と行動を開始するも
平民である彼らに協力してくれる者はおらず、搭乗する騎士機もないまま途方に暮れるラディウス。

そんな彼の元に、一通の謎の手紙が送られてくる。

その手紙に記された場所で彼が出会ったのは、魔力を介さずに動く、鉄と鋼で作られた騎兵。
「鉄鋼機ディグ」だった。