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ある恋の物語(短編アラカルト)

私が放課後 教室に残る理由

作者: SINK

ほんとに短いです


でも想像して感じてほしいです


ぜひよろしくお願いします



放課後の教室が好きだ。


ごみごみとした普段の雑踏はなく遠くでかすかに聞こえる運動部の掛け声や吹奏楽部の甲高い金管楽器の音だけが空間を支配するこの時間

 

そして、カリカリと小気味良いリズムで流れる君のシャープペンシルの音


時折開け放たれた窓から入ってくる心地良い風が君のワイシャツを揺らす


容積約210㎥の空間には私と君しか存在しない


この空間がずっと続けばいいのに


そんなことを願ってしまう


君と私の距離は机3つ分


近すぎず 


遠すぎず


ただのクラスメイトの距離


時計の針が6時半を指すと校内は再び騒がしくなる


あと少しこの空間を味わっていたい


どたどたと教室の静寂を破る足音が響く


声をかけて回る見回りの先生のこの音がこの優しい空間の終わりの合図だ


君はカバンに荷物を放り込むと立ち上がり


電気を消そうと立ち上がる


「お前今日もか 頑張ってんな」


「ありがとう 電気消しとくね」


「頼んだ また明日」


「また明日」


短い言葉のやりとり


ただ これだけ


でもこれが私の放課後教室に残る理由


きっと明日も・・・。

どうでしたか?


もしこれを読んで学生に戻りたくなったら幸いです。


お目汚し失礼いたしました。

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