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あの子を落とせ〜いじめっ子少女編②〜

 俺、佐藤篤樹さとう あつきは、よもぎ保育園のライオン組にて、とある少女に馬乗りにされている。卑猥に言えば、これは騎乗位だ!

 

 その少女はツインテールの黒い髪。瞳は西に傾いて沈んでいく夕陽ように真っ赤に染まっていて、何にも動じない力を感じさせるほど強くこちらを睨んでいる。

 

 この少女の名前は蒼井夏あおい なつ、この少女の正体は、俺の結婚式で、真紅のドレスを見に纏った美女である。

 この少女は将来必ず美人へと成長する。


「アツキのよわむしー! わーい、よわむしーー!」


「ナツちゃん、もうやめてよ〜〜痛いよ〜」


 ナツが俺の上に跨ってそんなことを言ってはしゃいでいる。

 ちなみに、ナツはスカートを履いていて、俺には完全に純白のパンツが目に入る。

 

 どうだろうか。ここで多数決をとってみよう。

 男子の諸君。お前らは純白のパンツか? もしくは純白のウェディングドレスか? どっちがいい?

 

 まぁ、俺は断然、純白のパンツが好きだけどな。

 そこに少しばかり、シミがついてるのも萌えるのよね。

 そんなことは置いといて……


「アツキは弱虫だからいっつもわたしにいじめられるんだぞ?」


「そんなことないもん! ぼく弱虫じゃないもん! ナツちゃんが勝手にいじめてくるだけだもん……ナツちゃんなんか嫌い!」


「ううん、わたしのせいじゃないもん。ワーイ、アツキの弱虫ーー!」


 俺は前の人生では、俺の上に跨っている少女にはそれはそれは散々な目に合わされていた。

 

 大人になった俺にとっては、保育園時代を思い出せば、そんな悪戯も可愛らしく思えていたのだが……


 この当時の俺といったら、そんな彼女のことがだいきらいだった。



『ナツちゃんキィックーー!』

 と叫び、会う度に俺のことを突き倒してきたり…………


 保育園でのおやつの時間。

「「「いた〜だきます!」」」


『アツキのもーらいー!』 

 と、せっかくのおやつの時間に俺のおやつを横取りしていったり…………


 俺が1人で楽しくミニカーで遊んでいた時。


『うわぁ〜! なにそれ〜! 面白そ〜! わたしに貸して〜』


 と、俺が大切にしていたおもちゃまで勝手に持っていって…………


『(バキッ!) あー! 壊れちゃった〜! このおもちゃ弱っち〜!』

 と結局、そのおもちゃを壊してしまったり…………


 俺が大好きな春先生と一緒に遊んでいるところに割り込んできて、邪魔をしてきたり…………

 

 俺が読んでいた絵本を「こんなのおもしろくなーい」といって取り上げてきたり…………


 さらには俺が楽しくピアノを弾いている時。


『キラ〜キラ〜ひかる〜お空のほーし(ジャーン!)』


 と隣に割り込んできて、バーンバーンと鍵盤を叩いて、演奏を台無しにしたり…………


 こいつはこの時、俺に散々なことをしてくれた。


 まぁ、でもそんな悪戯も6歳に戻った俺(精神年齢26)にとっては痛くも痒くもなんともないのだが…………

 

 ただ俺が望むのは、将来ものすごい美人へと成長する、この真紅の瞳の少女を何としても攻略して、彼女を俺にメロメロにさせることだ。

 

 俺は純白のパンツを視界に入れながら、その少女に向かって不適に笑って見せた。


 これから、お前を俺のものしてやる……ニヒヒヒ。



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