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5/5

転生した先はまさに異世界

間隔が開いてしまい申し訳ありません。

新作――ええそうですまた気分で新作(https://ncode.syosetu.com/n3229fq/)おっぱじめやがったんですこのアホ作者――やってたのもあるっちゃあるんですが、どちらかというと若干スランプ気味になってたのが大きくてですね…(言い訳)


いやぁ、書いてて実感しましたが、テンプレの異世界転生モノってめちゃくちゃ書きやすいんですね…

つまり新作は今度こそ本当にテンプレ異世界転生モノです(笑)。ミリオタが異世界に銃やらはたらくくるまやら持ち込めるチートもらって、己が何のために生きるのか悩む話です()


え?この作品はテンプレの異世界転生モノじゃなかったのかって?

いや間違いなくテンプレ異世界転生モノですよ?()

ですよね?(滝汗)

 窓から外を眺める。

 見たこともないほどたくさんの建物がひしめく、大都会。城のように高い建物も見える。

 馬が曳かない馬車のような何かがひとりでに動き、無数に通りを行き交う様は、嫌が応にもここが文明の進んだ異世界なのだということを認識させてくれた。


 怪我も治り、家に帰る日がやってきた。

 俺は病院なる場所に留め置かれていたということがわかった。早い話が医者がいっぱいいる施設らしい。金の臭いしかしない。

 あの次の日も回復魔法を使ったため、怪我はその時点でほぼ治った。が、うっかり(魔法由来と思われる)頭痛を訴えたことにより、不必要に病院に留められてしまった。三度目に魔法を使って以降、二度目に目覚めた時のような強烈なそれではないが、それとは質の違う、しかし結構な頭痛が慢性的に続いている。

 明らかに魔力の枯渇だ。しかし、前世ではここまで魔力枯渇が長引くことはなかった。一晩も寝れば治るものだったはずだ。ましてや絶対的な魔力量が少ないのだ、本来ならすぐに全快する。

 しかし俺の頭痛は続いている。考えられる理由としては、この世界またはこの身体が、魔力の回復速度が遅いか魔法発動による負荷が大きいか、そんなところだろうか。

 どれであっても俺の目的の大きな障害になる。面倒なことだ。しかしあの神様のような男はそんなことは言っていなかった。騙されたか…もしくは他に原因があるのかもしれない。

 とまれ病院を去る時がやってきた。正直どのくらい治療費が嵩むか考えたくもないのもあって、元気なふりをした。親には正直に言わないほうがいい気がしたので、この身体(俺の中の6歳児)が訴えるように早く家に帰って遊びたい、ということにしておいた。

 実際、俺も早く家を見てみたい。この身体の記憶からわかってはいるが、実際に見てみたいのだ。二階建ての家なんていう、お金持ち(ハーレム作ってる系)のお屋敷を。

 ところで、魔法について医者と両親には教えていないのかと言えば、教えたのだが明らかに信じてもらえていない。医者なんか一発で分かる、どう見たって手ごたえがなかった。両親にしても、なんというか微笑ましいものを見るような目で見られた。うん、だめだこりゃ。

 俺は早々に諦めた。神様のような男の言っていたことがよくわかった。子供の戯言として流されたものの、大人が言ったならこれはペテンと思われたのだろうし、才能のあるものでなければ理解できないのだろう。実地で見せるべきだったのかもしれないが、明らかに魔法由来の頭痛がそれなりに酷い今、あまり無茶はしたくなかった。

 それに派手さのある攻撃魔法でもなければ伝わりにくかろうが、まさか室内、それも医者の巣窟とかいうどうあがいても高価いもので溢れた施設の中でぶっ放すわけにもいかない。たとえそれが威力の微妙な光属性攻撃魔法だとしても、だ。前世の世界には強い光に反応する触媒とかもあったし、あまり迂闊なことはしたくなかった。


 さて、目覚めてから初めて建物の外に出る。両親に連れられて病院の入り口まで来ると…

 …ガラス張りのドアだと!?

 しかもひとりでに動いた!?

 早速意味のわからないものを見せられ混乱してしまったが、身体…というより「まつだ・まさと」に任せて両親についていく。とりとめのない話をしながら連れられて向かった先にあったのは、あのひとりでに動く馬車のような何か。

 これがなんであるかは「まつだ・まさと」の知識で一応知ってはいる。「くるま」なる乗り物だ。まさにひとりでに動く馬車といった趣で、人や物を運ぶ、仕組みはわからないがそういう機械だ。

 母親がドアを開けてくれて、乗り込む。硬くない、柔らかいが柔らかすぎない座席の上に、これまた硬くはないが柔らかすぎない椅子のようなものが載っている。「まつだ・まさと」の記憶によれば、この座席の上の椅子、「じゅにあしーと」とやらがこの身体の定位置らしい。前世の世界の貴族に大富豪(ハーレム作ってる奴ら)はこんな座席のある馬車に乗っていたりしたんだろうか。やや狭いことを除けばこれぞ貴族の乗り物!という感じだ。

 奇妙な音とともに「くるま」が振動し始める。それが動き出す合図だと知識で知ってはいても、やはり驚く。そして驚いているうちに「くるま」はどんな馬車よりも滑らかに動き出し、また驚かされる。

 走り出してからは見える風景すべてがすさまじかった。土埃の立たない固められた黒土の道、立ち並ぶ建物はどれもが大きい。ほとんどが二階建て以上だし、平屋であればほぼ例外なく巨大だしガラス張りだ。目が回るほどの金のかけ方。こんなにもたくさんの富豪がいる国とは、一体どんな国なのだろう。

 大通りをどんな馬車より速く飛ばし――おそらく人生で一番の高速移動だった――、それでいてほとんど揺れないし多少揺れても座席のおかげで馬車と違って全く尻が痛くならないという摩訶不思議を魂に叩きつけられつつ、「まつだ・まさと」の記憶によればどうやら家が近いらしい。徐々に見える建物が似たような二階建ての屋敷ばかりになってきた。

 しかし一つ違和感を覚える。二階建ての屋敷、それは少なくとも前世においてはかなりいい身分であることを示すものだったが、いい身分の人々の家というのは大抵かなり広い庭があるものだし、ないならないで他の家との距離はそれなりにはある。だがここでは屋敷がひしめき合っていた。屋敷なのに屋敷と屋敷の間には道ひとつ分の隙間もないところが殆どというのは、かなりミスマッチに感じられた。

 とまれ、家に辿り着いた。目覚めてから初めて入る家だ。当然「まつだ・まさと」の記憶で中のことはかなりよく「知って」はいる。しかしそれはそれだ。俺が直接に「感じた」ことではないのだから。

 期待と共に、()()()()()()()()()ドアをくぐった。


異世界のありえない景色と便利さに驚く主人公。

実にテンプレの異世界転生モノですね!(笑)

 で す よ ね ! ! (圧力)


はよ主人公が魔法チート始めるところまで進めたい…

はよ6.5mmCBJ弾仕様の魔改造9mm機関拳銃でドンパチするパート書きたいんや…(※本作品の話です。断じて新作の話ではありません)

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