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最後に.自分語りと日記を勧める理由

きっかけとしては、統計やらグラフで感想やレビューの機能を使用したことがあるユーザーが少ないといった話を読んだことです。


「作者は感想がつくと嬉しい」「レビューがつくと嬉しい」といった感じの内容ばかり読んでいて疑問を感じました。


「作者側にいいのは分かった、で読者にとってはどうなの?」


「実行する側の利点とか、楽しさとかもっと説明しないとやる気出ないんじゃないの?」


ちょうどその時、感想でも何でもいいから第三者に言ってみたくなった自分なら、日記をつけていたからこそ感想なりレビューを書きたくなったと自分の持った疑問に何かしら答えられるのではないかと思いました。


大変でした。


感想もレビューも、自分の言いたかったことを形作るのは大変でした。


そして失敗しました。


自分だったらもっといい感想をつけられたはずだった、と。


正直な所、ここで折れたかったです。


しかし、当初予定していた「日記をすすめること」を書くという目的を達成していないためもう少し頑張ることにしました。


別件としてこの時の気持ちを「感想をつけた感想」というエッセイという形で投稿しました。


これに返信しながら、どうしてこれを書かなければいけないような気がしたのか上の空で考えていました。


「こんな気持を知ってしまったら、感想やレビューをつけることを勧めたかったのにできないじゃないか」


自分を成功例にして書きたかったはずなのに、失敗例としてしか書けなくなった。


その嘆きたい気持ちだけがあったのですが時間が経つうちにこうも思いました。


「自分自身の感想に失望して、消えていった読者もいるんじゃないだろうか」


さすがにあそこまで盛大に自爆するようなことは無いと思いますが、ここだけじゃなくて別なところで発信して折れて何も言わなくなった人もいるのではないだろうかと考えました。


そうした人か、もしくはそうなりそうな気がするから何もしない人か。


日記をつけていたら復帰なりしやすくなるかもしれない気がして、もう少し頑張ろうと思いました。


せめて、せめて明確な利点を示せないまでも。


「何だかわからんが日記からなら楽しそう」ということを自分という見本を通して示せれば次に繋げられるかもしれないと思いました。




話は変わりますが自分は約10年、暇な時間を見つけて書いていた程度ですが、投稿していた作品を諦めたことがあります。


理由としましては、10年経ってもあらすじ程度の形しか投稿できず、内容に関しても求めていたほど向上しなかったことが苦痛で自分の作品を直視できなくなってきたからです。


諦めると決めた時に思いついた言葉があります。


「ああ、相棒が欲しかった」


意見を酌み交わす相手が欲しかったのだと思いますが、この言葉が一番しっくりきた理由は分かりません。


これが自分の夢の遺言と言いますが、断末魔の叫びみたいなものとなりました。




こうして思い返すと、理想を形にできずに折れた自分が、理想的な感想をつけられずに勝手に自分へ失望したのは当然の結果だと思います。




「作者は感想がつくと嬉しい」「レビューがつくと嬉しい」


この類の言葉がどうにも頭に引っかかるのは、そこに何か別のものを感じ取ったからなのかもしれません。


「誰でもいいからとにかく助けてくれ!」といった、それこそ断末魔の叫びに聞こえたのかもしれません。


終わってしまった自分なら何かできるんじゃないかと、思ったのかもしれません。


自分の早とちりなのだと思います。いえ、そうであって欲しいと思います。




結局の所、自分は感想やレビューを直接勧められるだけの答えを言えそうにありません。


実例を示そうにも失敗してしまった以上「俺もやったんだから皆もやろうぜ」とも言えそうにありません。


せめてできそうなことは、読者側から見た、読者が作ったハードルを少し下げるために練習がてら一人遊びを始めようと勧めることだけでした。




さあ、日記をつけましょう。


なるべく楽しいことを書きましょう。


なるべく読み返したくなるものを書きましょう。


私はもう自分の作品を思い返すだけで嫌な気持ちになってしまい、読み返すことが出来ません。


楽しかったこと記憶が、苦痛に塗りつぶされる前に。


「何だか知らんけど面白かった」


そう思ったら日記をつけましょう。


理由が分かったら、一部でもいいから伝えてあげてみるのもいいかもしれません。


その「何だか知らん」が、少なくとも私にとって、一番欲しい答えに近い作品でした。




さあ、日記をつけましょう。


感想でもレビューでもできそうなら、ちょっと大変ですけど貴方が貴方を苦しめない範囲で、挑戦してみて下さい。


こんなところで立ち止まってないで、貴方が一番面白いと思う所へ、いってらっしゃい。




以上、過去の自分が乞い願った本命を形にできずに失望して、永遠に書くことをやめた私からの話となります。

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