第53話ゴブリン大発生2
「よしこの辺か」
「うぇ~じめじめでねちょねちょして、気持ち悪い~」
辺りを見回して見ると、辺り一面濃い緑色をした木々で多い尽くされてじめじめしていて、そのせいなのかここ一帯の土が水を含んで少し湿っていた。
「そうだな・・・いかも魔物が大量に居そうな所だな」
「ここの水分少し蒸発させたり出来ないかな?」
「そうだなやってみるか」
『消滅魔術:水分消滅(小)』
「このくらいで良いか?」
「うん~このくらいで良いと思うよ~」
まだ少しじめじめしている気がするが足場はしっかりしたので戦いやすくなっただろうか?
「よし!じゃあ行こう!」
「そうだな」
「はっ!」
少し力を入れて、刀を振っただけでゴブリンの体と頭が分裂し、ゴブリンは一瞬痙攣し、事切れたかのように動かなくなった。
「確かに多いなゴブリン」
「でも逆にゴブリンしか居ないから倒しやすいといったら倒しやすいよね~」
「まあ、確かにそれはそうだが」
そう言いながら物陰から飛び出してきた数体のゴブリンを一振りで倒しながら、僕たちは進んでいった。
「なんか小さいゴブリンしか居ないね~?」
「やっぱり洞窟の中とかにいるんじゃないか?」
「じゃあ探してみる?」
「ああそうだな」
「・・・ねえお兄ちゃんこれ大丈夫?」
今僕たちは洞窟の中ではなく、周りの木々で隠され、隔離されたような空間に居た。
そこには何故か金色をして、なにやら禍々しい雰囲気の剣を持った巨大なゴブリンや、黒の混じった鈍い銀色をした凄く固そうなゴブリン等、他にも色々種類のゴブリンが大量に存在していた。
「うーん・・・いけないことは無いと思うけどな」
「じゃあ護符魔法するね!」
「ああ宜しく」
〝護符魔法 対象:カイト 効果:動体視力アップ・スピード保護・スピード上昇・持久力アップ・重力軽減・風圧軽減・瞬発力アップ・魔術保護・攻撃力アップ バブ:幸運 デバブ:範囲:ゴブリン 効果:防御力低下〟
「ふぅ一人だけだったから色々出来たよ~」
「リン、ありがとう・・・よし!行くか」
取り合えず近くにいる巨体なゴブリンを倒そうと思い、少し地面を蹴った瞬間、心臓の辺りに刀が刺さったゴブリンが目の前に映った。
「は?」
えーと地面を蹴った瞬間移動したのは瞬発力アップの効果で、なにもしなくても心臓の辺りに刺さったのはバブの幸運の効果だろうか?
まあ早く終わるに越したことはないので、そのまま手短な敵に突っ込んで行き、倒していった。
少し苦戦するだろうと思っていた銀色のゴブリンも気付いたら倒してしまっていた・・・これはデバブの防御力低下と、攻撃力アップの効果だろうか?
「よし最後・・・これはかなり苦戦しそうだな」
やはり最後に残ったのは禍々しい雰囲気を放っている剣を持った金色のゴブリンだった。
僕は取り合えずさっきと同じように突っ込み、思いっきり心臓の部分に刀を突き刺した。
金色のゴブリンに刀を突き刺した瞬間僕は暗闇の中に吸い込まれていった。
なんか今回の話は指が進まず悩んで書いたので少しおかしな所があるかもです有ったら教えてください!
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