第52話ゴブリン大発生1
「今日はどうする?」
僕たちは日の出の時間位から一刻半程走ってからご飯を食べた。
「刀を20本作ってからギルド行って、久しぶりに普通のクエスト行かないか?」
「良いよ~なんかいいクエスト無いかな~?」
「またドラゴンとかあればいいのにな」
「だよね~ドラゴンを倒した時が一番楽しいクエストだったかも~」
「だな」
僕たちは土の多い森の中に入っていった。
「うん、この辺でいいかな?」
「何か手伝うことある?」
「ん?今回は大丈夫だ」
「分かった~」
僕たちは刀を作りやすい土があるところまで少し歩き、良さそうなところで作ることにした。
まあリンは何もしてないんだがな
〝武器製作:刀×21〟
21本の内、20本をいつも使っているやつより切れ味を落として作り、残りの1本を決闘の時等に使う為に、いつもより入念に作った。
「よしギルド行くか」
「ふぇ?もう終わったの?」
「ああ終わったぞ?」
「・・・ここまで来る意味あったの?」
「どうせいだったら良い武器を作りたいだろ?」
「うん~?そうかな~?まあ取り合えずギルド早く行こ?」
「そうだな」
僕は切れ味を良くした刀を腰に差しながらギルドの方向に歩いていった。
「・・・こんなに早く作れたのでしたらもっといっぱい作れたのではないですか?」
「まあどうだろうな?」
「ごまかさないでくださいよ・・・20本なんてすぐに売れちゃいますよ?」
「サヤの剣も有るからそれも合わせて40本だぞ?それに全部売れたとしても、他にも色々売るだろうから大丈夫じゃないか?」
「まあ、そうですけど・・・売れるのでしたら出来るだけ多く売りたいじゃないですか~」
職員は珍しく語尾を伸ばしながら、少し落ち込んだ様な表情をしていた。
「僕たちは何も得しないんだがな」
「一応クエストとして依頼をしているので売れた値段の5分の1の値段が報酬になりますよ?」
「そうだったのかでもそれだったらクエスト受けた方が僕たちは儲かんないか?」
「まあ否定はしませんけど・・・」
「ということでなんか良いクエスト無いか?」
「・・・えーと決闘がもう少しということなので、この街を出て、少し行った所一帯が今ゴブリンの群れが大量発生しているのですが、色々な攻撃をしてくるゴブリンを倒しまくるクエストはどうでしょうか?」
「ゴブリン達を全滅させれば良いのか?」
「まあある程度残ってても良いですが」
「ふーん面白そうだから受けるか」
「分かりましたでは、ギルドカードを貸してください・・・はい大丈夫です。まあ大丈夫かと思いますが、気をつけて下さいね?」
「ああ」
「今回は場所が近いがどうする?」
「今回はのんびり歩いて行こう!」
「そうだな普通に歩いても半刻掛かるか掛かんないかだもんな」
「よーし!行こう!」
僕はリンとのんびりと喋りながら、ゴブリン達が大量発生していると言う地帯まで歩いていった。
追試が終わったので2日に1回以内で書き終わり次第更新をしていきます!まあほぼ更新速度変わってませんでしたが・・・
追試の方は多分大丈夫だと願います・・・大丈夫だ!きっと!
やっぱり留年は嫌ですよね~
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