第47話魔物大陸4
「・・・」
「・・・」
「・・・」
何でこいつが魔物大陸にいるんだ?もしかして僕たちを追ってきたとかか?
やっぱクエストを受けたのは間違いだったかもしれない。
「なんで貴方逹がここにいるのかな?」
「それはこっちが聞きたいのだが・・・」
「私は、貴方に次こそ勝つために来たんだよ?」
〝私は言ったんだから言え〟みたいな目で見てきたのでとりあえず似たような事を言うことにした。
「じゃあ僕たちも次こそは倒す為に来たんだ」
「・・・じゃあ今回は戦わないで、クエストが終わったらこの前戦った所で決闘をして決めるのはどうかな?」
「決闘で勝った人はどうするんだ?」
「勝った人の方を正義とするのはどうかな?」
「えーと、もし僕たちが勝ったら、世界を守るために全てを壊すのを正義として、もし僕たちが負けたら、世界の均衡が崩れるのにその事をただ見ているの事を正義とするってことか?」
「言い方はあれだけど・・・まあ、うんその通りかな?」
「じゃあそれで良い」
「うん!お互い頑張ろう!」
「ああ」
「あ、あと、この洞窟また使う予定?」
「いや、今日は少し遠くに行こうと思っているから」
「じゃあここ使わせて!」
「ん?別に良いぞ?」
「はぁ、ありがとう!」
「ああ、じゃあ」
「うん、次は決闘の時」
「なあ、勝ったらあいつを仲間にしないか?」
「え~何で?」
「時間操作系の固有魔法だぞ?もっと移動時間が短縮するぞ?」
「ん~少し考えさせて~」
「ああ分かった」
「今日は固有魔法を余り使わないで戦うんだよね?」
「ああそのつもりだ」
「じゃあ先に護符魔法かけておくね?」
「ああ、じゃあよろしく」
〝護符魔法 対象:カイト、自分 効果:スピード保護・スピード上昇・持久力アップ・重力軽減・風圧無効・動体視力アップ〟
「よし、少し移動するか」
「うん!行こう!」
僕たちは勇者と会わないように少し遠くに移動した。
「よし、この辺で良いか」
「うん!そうだね!狩りまくろう!」
「よし」
〝武器製作:刀〟
僕はこの前の戦いの時に作った様な刀を作った。
〝練習と言うことは我も出て来ないといけないのお?〟
「良いのか?」
〝どうせ暇だからの〟
「そうかじゃあ行くぞ」
〝うむ〟
僕は魔術を使わないで、魔物を倒しまくって行った。
今日はひな祭りなので紙の人形を作って川に流そうかと思ったのですが、作り方が分からなかったので諦めました。
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