第41話 復活の勇者
「え?エリンが復活した?」
「はい先程連絡が入りまして、確かこの活躍で復活の勇者と呼ばれるようになったらしいですよ?エリンを復活させた人」
「へー」
「あ、逆にエリンを消滅させた人を、崩壊の魔王と言われるようになったらしいですよ?まあ、消滅したのは人ではないと私は考えていますが」
「へー」
「少し喋りすぎてしまいましたねでは、今回は何のクエストをお受けしますか?」
「いややっぱクエスト受けないことにした」
「そうですか・・・気を付けて行ってらっしゃいませ」
「ん?ああ」
「すぐにエリンに戻るぞ」
「うんそうだね!」
「よし、リン無理しなくてもいいから全力に近いくらいでお願い!」
「うん!・・・昨日食べ過ぎたしね」
〝護符魔法対象:カイト、自分 効果:スピード保護・スピード上昇・持久力アップ・重力軽減・風圧軽減〟
〝バブ:効果上昇〟
「ふぅ、ギリギリバブが出来たよ~」
「ほんとに無理するなよ」
「まだ少し魔力が残ってるから大丈夫だよ~それより早く行こ?」
「まあ、リンが大丈夫って言うならいいが・・・よし全力で行こう」
「うん!」
僕たちはエリンに戻るため思いっきりダッシュをした。
「なあ、その勇者なる人と出会ったらどうする?」
「そのときのその人の反応によると思うけど・・・多分戦うことになるよね~」
「だよな・・・」
僕たちはバブのお陰で走りながら話せるようになったので、復活の勇者はどうゆう人だろうかと話したりして走っていった。
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「よし今日はここらへんでやめるか」
「このペースで行ったら、明日には着くね~」
「・・・明日もして大丈夫なのか?」
「え?明日には魔力完璧に戻ってると思うけど?」
「確かにそうか」
「でも、少し疲れたから、保存食食べて寝るね」
「ああ、お疲れ」
「うん!おやすみ~」
リンは保存食をモソモソと食べ、すぐにテントのなかに入り寝た。
僕の方は、復活の勇者の事もあるので、少し異常が無いか確認して、いつも通り魔術を掛けて少し様子を見てからねることにした。
〝今回の敵は一筋縄ではいかんぞ?〟
「・・・何となく勇者って名前だけでそう思うよ」
〝恐らく敵の固有魔法は、時間を操作する系統の魔法じゃ〟
「どんな攻撃を仕掛けてくると思う?」
〝時間を操作し、ほぼ瞬間移動並の速さで攻撃を仕掛けて来るじゃろうな・・・〟
「勇者って言うんだからその他の魔術も普通に使えるよな~」
〝普通って言うより、我がお主に力を貸した時と互角じゃとおもうぞ〟
「まじかよ」
〝まあ、頑張るのじゃぞ〟
「ああ」
去らばじゃと言う声と共に声が消えていった。
僕はよしと少し意気込み、暗闇に同化するように眠りについた。
目標の文字数の100000まであと約50000文字までいきました!
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