第36話魔物食ス
「うん、結構行ったな」
「そうだね」
「今日はここで休むか?」
「疲れたしね~」
「じゃあご飯食べるか」
「うん!」
「あと何日だろうな」
「ん~2日位縮んだんじゃないかにゃ?」
「そんなに縮んだか?・・・あと久しぶりに言ったなその語尾を」
「最近言ってなかった気がしてね~」
「まあそうだな」
「そろそろご飯狩ろ?」
「そうえば食料ほとんど無くなってたんだな」
「うん~そうだよ~」
「何か美味しそうな物居ないかな?」
「あ!あれ美味しそうじゃない?」
リンは蟹と、ヤドカリを合わせたような魔物を指しながら言った。
「・・・美味しいかどうかは無視して、食べれるかどうかだったらきちんと浄化をすれば食べれそうだよな」
「え?だって蟹とエビでしょ?絶対美味しいよ!」
「・・・蟹とヤドカリじゃないのか?」
「まあ、取り敢えず食べてみよう!」
「まあ気になるからな」
全てを燃やす滅びの炎よ
全てを凍らす滅びの零氷よ
全ての罪を背負いし紅き血よ
狂気に満ちた冷たき焔を今解放せん
〝紅零炎〟
赤い炎が魔物の方へ向かっていき、当たった瞬間魔物が紅く凍った。
「やっぱこの状態でしようとすると時間が掛かるし、魔力の消費が多いな」
「・・・お兄ちゃん?少しやりすぎじゃないかな?」
「・・・多分大丈夫だ」
「本当に?」
「・・・多分」
僕は魔物の方へいき、魔物に触れ、衝撃と唱えた。
紅く凍った氷は、ひびが入り、粉々に弾け飛んだ。
「うん、大丈夫だったな」
「良かった~蟹エビが食べれなかったらどうしようかと思ったよ~」
「よしじゃあ浄化するか」
僕は魔物の魔力を浄化した。浄化をしないと魔物の魔力をが体の中に入り良くて体調不良、悪くて死亡してしまうのだ。
リンは手際よく蟹とヤドカリの魔物を捌き、残っている食料を使い料理をしていた。
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「出来た~」
「よし食べるか」
「うん!どんな味がするのかな~?」
僕たちは魔物を口の中に入れた。・・・いや、入れてしまった。食感は口の中に入れた瞬間とろけるように消えていくのだが、味は、泥のような味がして、とろけるような食感が泥そのものを食べている様な感覚を与えて来る。
「・・・」
「・・・」
「よし今日はもう寝るか」
「う、うんそうだね!」
僕たちは一瞬目を合わせ、何もなかったことにして早めに寝ることにした。
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「おはよう~」
「ああ、おはよう」
「お腹すいたね~」
「そうだな」
僕たちは取り敢えず非常食を食べ、早めに出発することにした。
「・・・もう今日中には着きたいね」
「・・・ああゆっくり美味しいものが食べたいな」
〝護符魔法 範囲:カイト、自分 効果:スピード保護・スピード上昇・持久力アップ・重力軽減・風圧軽減〟
「よし!行くよ!」
「余り無理するなよ」
リンはほぼ全力の魔力で、護符魔法を唱えていた。
「最近戻ってからも増えている気がするから大丈夫だよ!」
「じゃあ行くか」
「うん!」
僕たちは地面を蹴り思いっきり走って行った。
最近書く時間が、1時間~2時間位しかないです。今回の話は、少し微妙だったかもしれません。すみません。
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