第29話 道中で
また少し短めです。
〝焔の牙〟
鋭く尖った炎が大量に飛んでいった。
「まだこんな攻撃が当たると思って、ブヘ!」
僕は、当たらないことを予想して、最初から速度上昇を唱えておき、焔の牙を唱えたあと、突っ込んで行って思いっきり、ギルマスを蹴ったのだった。
ギルマスは、思いっきり飛んでいった。
「と、」
〝全消失〟
ギルマスではなく、ギルマスが飛んでいた真下の木が何本か消失した。
・・・ギルマスは、そのまま何処かへ飛んでいってしまった。
「・・・絶対生きてるよな」
「・・・絶対生きてるね」
〝そうじゃな。はぁまた出て来なくてはいけなくなったではないか〟
「すまんな」
〝いやそれが定めじゃ〟
「ふーん」
〝ではもう戻るぞ。去らばじゃ〟
「あ!お兄ちゃんが戻った!」
「これからどうする?」
「次の町に移動していいんじゃないかな?」
「ギルマスは?」
「次来たときに倒せばいいんじゃないかな?」
「確かにそうだな。所で護符魔法は、どのくらいつかえるか?」
「ん~やっと前の3分の1位かな?」
「じゃあもう少しかな?」
「そうだね!」
「じゃあ行くか」
「うん!」
僕たちは、来た道の反対側に歩いていった。
「ねえ?お兄ちゃん?」
「なんだ?」
「手繋がない?」
「何でだ?」
「たまには、付き合っているようなことしとかないとなって」
「付き合っている人は、手を繋ぐのか?」
「え?お兄ちゃん知らなかったの??」
「ん?」
「付き合っている人同士手を繋ぐのは、普通だよ!」
「そうなのかじゃあ繋ぐか」
「うん!ありがとうお兄ちゃん!」
僕たちは、手を繋ぎながら歩いて行くことにした。
・・・リンは凄く嬉しそうに歩いているが凄く無防備なので僕は、いつも以上に警戒して歩いていった。
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「よし今日はここで寝るか」
「うん!そうだね!」
僕たちは、丁度いい場所でご飯を食べて、魔術で結界を造るのは勿論、他にもいろいろ仕掛けて、少し警戒しながら寝ることにした。
1回でもこの小説を読んでくれた人が2日ほど前に1000人を越えました!凄く嬉しいです!これからもどんどん書いていくので宜しくお願いします!
何かおかしい所や、こうすれば良くなる等ありましたら教えて下さいお願いします!




