第13話 緊急クエスト
「この家にも物が増えて来たね~」
「そうだな、生活も安定してきたし、1回ルーエントに戻って挨拶しないか?」
「そうだね!そうえばお母さんも戻ってこれるときに戻ってきてって言ってたもんね~」
「ああ、明日出発するとしてギルドの方に伝えて来ないとな」
「よし!ギルドに今から行こう!」
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「え?緊急クエスト?」
「はい今、大量の魔物がエリンの方に向かっています」
「じゃあ故郷に戻るのは?」
「今のところは許可出来ません」
「じゃあ今から行って全部倒すのは?」
「魔物の数推定10000ですよ??」
「ん~私とお兄ちゃんだったら頑張ればいけるんじゃないかな?」
「まあ頑張ればな」
「少々お待ち下さい」
職員は、また奥の方へ行ってしまった。
「お待たせいたしました。ギルドマスターから了承を得ました。緊急クエストの発注をおこないます。ギルドカードを貸して下さい・・・はい大丈夫です。絶対死なないで下さいね?」
「ああ行ってくる」
「頑張るよ~」
「よし行くか」
「うん!」
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「ここかな」
「多分この辺だと思うよ~」
「じゃあリンお願い」
「うん!任せて!」
〝護符魔法:対象:カイト 効果:魔術補助〟
「よし、ありがとうリン」
(消滅魔法:吸収対象:設置型〝網〟)
蔓が絡まって行き、網め状になった。
そして、エリンの方向と平行に並んで行った。
(吸収効果終了後、同場所に再設置 一定量魔力吸収後、強制崩壊発動)
「よしあとはもう少しで来る魔物を待つだけだな」
「後どの位かな?」
「もうそろそろ見えてくるんじゃないか?」
「あ!あれじゃない?」
「そうだな」
点が動いているだけのようだったのだが、いつの間にか、魔物だと認識出来る位置まで来ていた。そして次々と蔓に追突していき干からびていき、強制崩壊が発動したのかその後ろの魔物が砂になっていっていた。
「これなら直ぐ終わりそうだな」
「そうだね!早く終わらせてルーエントに行こう!」
それから3、4刻ほど待ち、ようやくエリンに向かう魔物が居なくなった。
「よし報告に行くか」
「そうだね~長かった~」
「そうだな推定以上にいたんじゃないか?」
「取り敢えず急いでギルド行こう!」
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「・・・もう終わったんですか?」
「ああ、結構時間かかったけどな」
「うん~疲れたよ~」
「・・・いや私は、もっと二、三日は、掛かると思ってたのですがまあ、いいですギルドカードを貸して下さい・・・80000!?」
「ん?そんなにいたのかそれならこんなに掛かってもしょうがないな」
「はあー少々お待ち下さい」
職員は、呆れたように奥の方へ行った。
「なんか恒例になってきたな」
「そうだね~」
「お待たせいたしました。今回の報酬は緊急クエストで払われる筈であった500000000Gなのですが、ギルドの方で預かると言うことにしてもよろしいですか?」
「使うときに言えば良いのか?」
「はいそうゆうことです。よろしいのでしたらこちらの書類にサインをしてください」
「そもそもしないとお金貰えないのだろ?」
「まあその通りですね」
「じゃあすることにしよう」
「はいありがとうございます。クエストお疲れ様でしたこれでルーエントの方へ行っても大丈夫です。」
「ああじゃあ明日出発する」
「戻って来てくださいね?」
「ここがホームにしてるからね戻って来るよ~」
「ああ大丈夫だ」
「分かりましたでは、行ってらっしゃいませ」
「ああ」
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次の日
「じゃあ行こう!」
「そうだな。そうえばリン護符魔法使うのか?」
「ん?使っていこう!」
「じゃあ前に行った、町までいって一泊して、そしてちょうどいいところでもう一泊して、ルーエントまで行こう」
「まあずっとあのペース走るの疲れるしね~いいよ~」
「じゃあお願い」
「うん」
〝護符魔法対象:カイト、自分効果:スピード保護・スピード上昇・持久力アップ・重力軽減・風圧軽減〟
「よし!行くよ!」
「おう」
僕たちは、思いっきり地面を蹴った。
何かおかしい所や、こうすれば良くなる等ありましたら教えて下さいお願いします!




