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東方狐物語  作者:
10/21

第十話 神だって裏表ある……多分

話の大筋は決まってるんだ。


決まってるんだが、細かいことが…

「おー!やっと潤った大地が見えてきた!」




野を越え、山を越え、更には砂漠まで越える長かった旅もやっと一区切りつけられそうな気配がしてきた。


今思い返せば、大変な旅だった……。


野では野宿の準備中に動物に追い回された挙げ句、激しい雨に降られてずぶ濡れになるし…。


山では山頂付近を飛行中に雪崩に巻き込まれて暫く埋まってたし…。


そして、なんといっても困難を極めたのが砂漠を横断した時だ。


軽いノリで砂漠地帯に突っ込んで行ったら、日中は茹で上がるんじゃないかって程に暑いし、夜になると、今度は肌寒さを感じる位に気温が下がった。


さらに、ノリがノリだったので、装備は例の巾着と結晶のみで、水なんて持っていなかったから、本気で干からびるかと思った。


あの時、偶然オアシスを見つけられなかったら、今ごろどうなっていたか…。


正直、砂漠をナメてた過去の自分を殴り飛ばしたいところだが。


さて、私はつい今し方、とんでもない失態を犯してしまった。



ヒソヒソ……ヒソヒソ…



至る所から聞こえる小声での会話。


その会話をしている人々は一様に横目で私を見ているが、私と目が合いそうになると、目をすぐに逸らした。


しかし、これは仕方の無いことだと私は判っている。


やっとのことで目的地にたどり着く事が出来、歓喜に震えていた私は、思わず人の往来が多い広場に直接降りてしまったのだ。


耳も尻尾も出したまま…。


私を中心に静寂が波のように広がり、活気に満ちていた広場は物音一つしなくなってしまった。


気まずい空間の中心に立ち尽くす私は耳を伏せ、ただひたすらに縮こまるしかなかった。




「HEY GIRL!」




沈黙を裂くように大きな声を上げる人物が突然現れた。


そちらを向くと、数人の女性を引き連れた青年が此方に向かって歩いて来ていた。


その声によって凍り付いていた場の空気が溶けだし、一人、また一人と広場を後にした。


その後に残ったのは、青年とその取り巻き、そして私だけだった。




「Shall we ――― ―― me ?」




「は?」




多少は聞き取れたが、肝心なところが分からなかったので、思わず間抜けな声を上げてしまった。


それを聞いた青年は、眉をピクリと動かし、再び喋り始めた。




「あれぇ〜?もしかして君、東の出身?その言葉はそうだよねぇ?ま、そんな事はどーでもいいんだ。それよりも………君の耳かわうぃぃねぇ〜!これからボクと遊ばなぁ〜い?イイお店知ってるよ〜!みんなボクが奢るからさぁ〜」



うわっ!チャラい!この人チャラいよ!


でも、奢ってくれるんなら有り難く付いて行こうかな…何かされそうになったら、ちょっと痛い目みて貰えば良いし…。




「あ、ありがとうございます…」




「くぅぅ〜!声もかわうぃぃねぇ〜!それじゃ、みんな〜!一件目、いっちゃうよ〜!」




その青年の後に続く十数人の女性に混じって、耳と尻尾を出したままの私は彼を追い掛けた。



―――――


――――


―――


――数時間後。




「二次会行っちゃうよ〜!」




「「「「「Huuuuu!」」」」




盛り上がって居るのは良いんだけど、一人早速酔い潰れてダウンしてるんだけど……置いてくのかな?




―――――


――――


―――


――さらに十数時間後




「よーし!それじゃあ12次会行っちゃうよ〜!」




「いやいや!ちょっと待って!」




「ん〜?」




日が暮れ始めた頃、まさかの12次会に突入しようとする青年を呼び止める。


さっきの店で遂に私以外の女性はみんな脱落してしまった。




「ん?ああ、やっとか…」




「…やっと?」




“やっと”彼は確かにそういった。


こうなるように仕向けたと言うことだろうか。


一体何なんだ……?




「ちょっと一緒に来てくれない?……なに、そんなに警戒しないで〜。別にいかがわしい事をしようってんじゃないからさ!」




もし変な事したら、ただ痛め付けるだけじゃなく、顔の形が変わるまで殴ってやろうと心に決めて、空に向かって飛んでいく青年の後を…………。




「って!ちょっと!」




「なんだ〜い?早く来ないと置いて行っちゃうよ?」




どんどん遠ざかって行く彼の背中を追い掛け、私も急いで地上を離れた。




「貴方は一体何者ですか?」




「焦らない焦らない。着いたら話すって。それよりも、何で袖に重りなんか入れちゃってるの?」




袖に入れたままの巾着の重みに四苦八苦しつつも彼に追い付き名前を聞いたが、彼は(今は)名前を教える気が全く無いようだ。




「怪しい奴を殴るため…だったりして」




「ハハハ…それじゃあ迂闊な事は出来ないねぇ~。する気は無いけど…」




冗談を言いながらも、彼は空を目指してどんどん昇っていく。


何処か特定の場所を目指しているのは確かだが、それが何処なのかは私の知るところではない。




「えーっと……何処だったかなぁ〜?」




高い雲が幾つか浮かんでいるような高さまでたどり着くと、彼は周りを見回し、何かを探し始めた。


私は遥か地上に見えるおもちゃのような街を見下ろしたあと、近くを流れる雲に手を突っ込んで感触(と入っても正しく“雲をつかむような”だった)を楽しんでいた。




「…………あ!アレだ!あったあった!」




彼は茜色に染まった空で、私には分からない何かを見つけると、声もかけずに飛んでいってしまった。


私はあわてて雲から腕を引き抜くと、彼を追い掛けた。


さっきから彼に振り回されている気がするのは、勘違いではないはずだ。




「はい、と〜ちゃ〜く!」




「どこに?」




彼が止まったのは空のド真ん中で、ここが目的地には到底見えない。




「目的地にだよ。正確には“この中”がそうなんだけどね」




「一体なにを――うにゃあ!」




空のド真ん中で“この中”とか言い出した頭のイタイ青年に冷たい目線を飛ばすと、突然手をひっぱられ、何か膜のような物を突き抜けた。驚きのあまり、猫みたいな声を出してしまったじゃないか……。




「ようこそ。我が神殿へ」




神殿と言うよりも、西洋の屋敷と言ったイメージの建物を背に、どこからともなく取り出した眼鏡をかけた青年の雰囲気がガラリと変わった。


あのチャラチャラした感じが嘘のように、堅実そうな………。




「申し遅れました。私、オリンポス十二神の主神を勤めさせて戴いております、ゼウスと申します。以後お見知り置きを」




な…なんだって!?この青年がゼウス!?あり得ない…。


そもそも、オリンポス十二神の“オリンポス”はオリンポス山の頂上に住まう神々と言う意味があったはずだ。


それが、なぜこんなに高いところに……?




「なぜ貴方をここに連れていたかというと…そうですね。少し今現在起こっている事についてお話しましょうか。―――前人類と妖怪のいざこざによって世界は一度崩壊し、人類・妖怪を含む全ての生物は絶滅。その後、各地に配属された神々によって再編成され、前回のような間違いが起こらないようにバランスを調整する。――――はずでした」




そこで彼――ゼウスは言葉を切ってこちらをじっと見つめた。


私もゼウスの目から視線を外さないでじっとしていた。




「……………」




しばらく沈黙の時が流れ、先に目線を逸らしたのはゼウスの方だった。




「―――ですが、生物は絶滅しなかった。それでも、世界の再構成は進められています。特に私達オリンポス神や大陸東の四神、此処から海を挟んだ対岸のヘリオポリス九柱神、さらには此処から東のブラフマー達の管轄地区は再構成が順調で、新たに文明が生まれています。実はそこにイレギュラーが潜り込んで世界をフラフラと移動してるんですよ!この意味、お分りになりますか?」




ゼウスは私にさっきとは違う鋭い視線を送って来た。




「……私と風を消すつもり?」




「ん〜…40点ですね」




「……は?」




この局面で私はなにを採点されたんだ?




「話の流れにハマって、私たちが取る行動を読み違えていますね。それに、イレギュラーの数も間違っている。イレギュラーの数は「涼花〜!」……来てしまいましたか」




神殿の門の前で睨み合っていると、神殿の中から聞き覚えのある声が聞こえてきた。


この声は………




「涼花〜!ひ〜さ〜し〜―――」




「お、お母様!……っと」




「――ぶ〜りぃぃやぁぁぁ!」




神殿から飛び出し、私に抱きつこうとした鈴蘭を反射で避けると、そのまま膜を突き抜けて行ってしまった。




「避けるなんて酷いわ…」




直ぐに戻ってきた鈴蘭は私を非難がましい目で見てきたが、彼女の抱き付きは殺人タックルに等しい勢いが有るので、まともに受けるとダメージを受けそうなのだ。




「……話を戻しましょう。イレギュラーの数は2人ではありません。正確には4人です」




ゼウスは鈴蘭を無視して話を進める。


鈴蘭は、話に割り込むかと思いきや、黙ってゼウスの話を聞いている。




「4人?私と風とお母様。残ったのはやっぱり………」




「貴方が考えた通り、最後の1人は貴方のお兄さんです。私達が居場所を特定しているのは、鈴蘭と貴方、そして妹さんだけです。お兄さんの方は、3ヶ月程前に極東のイザナギからの報告があってから所在がわかりません。報告によれば、イザナギは危うく死にかけたそうです」




兄さんが生きているのは何となく予想していたので、それほど驚きはなかった。




「それで、私達を人質にでもしようと?」




私の言葉に(かど)が立ち始めたのが自分でも分かった。




「……やっぱり話の流れに乗せられているようですね。私達にそんな事が出来るわけ無いじゃ無いですか」




「なぜそういえるの?」




「何故って…力関係の問題ですよ。貴方は月――つまり、ひとつの天体を司る神なのですよ?対抗できる神がいるとしたら、太陽の神位ではないでしょうか。それに加え現在、地上の神は信仰を殆んど受けていませんから、余剰な力が有るわけでは無いんです。ですから、貴方を捕えるには力が全く足りません。ですから神々は貴方を敵に回すような行動はしない決定がなされました。どうやら極東のイザナギへ連絡が行ったときには手遅れでしたが…。彼は天界に呼び戻され、反省しております。どうかお許しを」




深々と頭を下げるゼウスに気にしていない旨をきちんと伝えておいた。




「それに私が居るしね」




ここで鈴蘭が突然口を挟んで来た。




「ソレってどういう……あ」




確か彼女は、旅に出るときに『新しい恋を探す』そういっていた。


そして、その彼女はゼウスの神殿から出てきた。


それはつまり……




「新しい恋を見つけたって事?」




「その通り!」




鈴蘭は笑顔てそう言うと、ゼウスに抱きついた。




「えっと……まあ、そういう事ですから、貴方達2人には手を出しません」




「2人……と言うことは?」




「ええ……お兄さんについては、少々…と言うよりもかなり危険ですので、捜索が行われるでしょうね。所在が判れば、動向も掴みやすいですからね」




確かに……正直、稜は野放しにしておくと、再び同じ事をしかねない。




「仕方ないわよね……。ところで涼花。何だか悩みを抱えて居そうね。私に聞かせてくれるかしら?」




鈴蘭は一瞬だけ暗い顔をしたが、直ぐに元に戻って話題を変えた。




「へ?いや…しょーもないことなんだけど、この金貨が重いって言うのと、言葉が分からないって事かな…」




「そんなこと?そんなの簡単よ。金貨については貴方には物を任意の場所に送る事が出来る能力があるんじゃない?だったら、そんな荷物は持ち歩かなくて良いじゃない。言葉に関しては彼が便利な物を持ってるから貸して貰いなさい」




鈴蘭に私の能力を教えたことがあっただろうか?


もしかしたら、神々の情報網からの情報かもしれない。


とくに追求はしないが…。




「でも、金貨を保管出来る場所が無いよ」




「それも彼に言いなさい」




鈴蘭はアドバイスだけしかしないようだ。


私は改めてゼウスに向き直った。




「えっと…そういうことなのですが…」




「大丈夫です。それでは、此方にどうぞ」




ゼウスは私が頼むよりも早く私をどこかに誘導し始めた。




「それじゃあ、後はよろしく〜」




鈴蘭はゼウスに全て丸投げしてどこかに行ってしまった。



―――――


――――


―――


――



「え〜っと……どこだったかな?」




私はゼウスに連れられて倉庫のような場所に来ている。


長い間、誰も入っていないようで、扉を開けた途端に埃が舞い上がる程に散らかっているようだった。


私は埃を被るのは御免だったので、扉の外から中を覗いていた。




「こっちだったかな?」




ゼウスはさっきから何かを探して積み上がっている荷物をかれこれ30分は掻き分けている。




「お?…あった!いやーずっと使って無かったから見つけるのに苦労しました」




埃だらけになったゼウスが抱えて来たのはなにやら頭に装着するための装着。




「……コレは?」




「これはですね。昔私が作った装置で、コレを使えば、どんな事でも一発で脳の長期記憶にたたき込む優れ物です。以前、世界の全てを知ろうとしてコレを使った神が居たんですが、知識量に耐え切れずに霧散してしまったので、ずっとしまい込んで居たのですが……あ!別に世界の言語位なら大丈夫ですからご心配なく」




ゼウスの説明を聞いていて、物凄く不安だったのだが、それが顔に出ていたようだ。




「それじゃ、早速行ってみましょう」




そう言ってゼウスは私の頭に装置を取り付けた。




「え!?ちょっと!まっ――」




「スイッチオン!」




「――いやぁぁぁぁぁ!……って、アレ?」




制止するよりも先にゼウスは装置を起動した。


怪しい機械を頭に着けられ、突然起動されたので、若干パニック状態になったが、特に痛みも無く、穏やかなものだ。


強いて言うならば、頭に直接知識を刷り込まれるのは妙な気分だった。




「よし!こんなもんですかね」




しばらくすると、ゼウスは装置を外した。




「如何ですか?私の言ってる事が分かるでしょう?」




おぉ……!判る!判るぞ!


ゼウスは確実に英語を話している。


しかし、わたしの頭で同時翻訳され、意味が完璧に理解できた。




「それでは次に行きましょう」




一人で感動していると、装置を倉庫に投げ入れ、鍵をかけたゼウスは再びどこかに向かって歩き出した。



―――――


――――


―――


――



この神殿、一体どれくらいの広さがあるんだろう?


倉庫から随分歩いたけど、全く目的地に到着しない。




「何処に向かってのですか?」




此処で遂に私はゼウスに行き先を聞いた。




「長らく歩かせてしまって申し訳ありません。もう見えて来ましたよ」




ゼウスは正面に見えてきた両開きの扉を指差した。




「アレは何の扉ですか?」




「ただのお部屋ですよ」




ただの部屋……。


その割りには扉のスケールが違う。




「部屋?ああ…離れに通じる門ですね?」




「いえ、あれが自体がお部屋の扉ですよ。」




「いや…でも、表の門と変わらない位の大きさなんですが……」




「ええ、そのように造りましたから。」




「えっと……何故?」




「それは鈴蘭さんに『娘が必ずここに立ち寄るから、その為の部屋を造って』と言われたので、造ったのですが、なかなか満足して戴けなくて……」




そういうゼウスの目線の先には、巨大な扉の横に並ぶ様々な大きさ、形の扉の列があった。


彼が苦労してこの部屋を造り出したのが判ってきた。


正直、この部屋は断ろうと思っていたが、コレで断ったら、鈴蘭に振り回されたゼウスが(あわ)れすぎる……。




「さて、コレがお部屋の鍵です。無くしてしまった時は言ってくださいね。新しく作りますから……では」




ゼウスは私に部屋の鍵を渡すとどこかに行ってしまった。




「鍵って………何でカードキーなの!?」



近代…いや、未来的だ!


カードキーと言ったら、最先端ではないが、かなり進んだ技術のはず……いや、あんな学習装置的な機械を造れるなら、別に変では無いか……。




「コレ、1人で開けられるのかな?」




一抹の不安を抱えながら、扉に取り付けてある端末にカードを通す。



……ピー…カチャン!



鍵が外れる音がしたので、気合いを入れて取っ手を引いた。




「う………ぎぎぎぃ!」




顔が真っ赤に成るほどに力を込めているのに、扉はビクともしない。




「だ、駄目だ……私の手には――」



…キィー



「――負うぇぇ!?」



ゴスッ!



諦めて扉に背中を預けると、扉は“内側に”開いた。


油断していた私は、受け身も取れずに大理石の床に後頭部を打ち付けた。




「ぐぅぅおぉぉぉぉぉ!」




暫くその場を悶絶しながら転げまわり―――



ガスッ!



開いたままだった扉の角に頭を再びぶつけた私の意識は深く沈んで行った。



―――――


――――


―――


――



「………ハッ!?」




「大丈夫かしら?」




再び覚醒した時、私はベッドに寝かされ、ベッドの端には鈴蘭が腰掛けていた。




「ビックリしたわ。ドアを開けたまま、その場で倒れて居るんですもの……大丈夫。私も最初は間違って引いたから。頭は打たなかったけど…」




うわぁー!何で分かっちゃうんだ!?


しかも頭を打った所まで!




「それで、ここに来たのは貴方の事についてなのよ……今更だけど、単刀直入に聞くわ。貴方の本当の名前は何かしら?」




「あぁ、そのことですか……一体何時から気付いて居ましたか?」




誤魔化せて居たと思っていたが、甘かったようだ。




「そんなの、最初からよ。貴方はある日を境に全てが変わったわ。それまでは、妖力も十分に操れない、妖術なんて、夢のまた夢だったんだから……」




鈴蘭の目は懐かしむようにどこか遠い所を見ている。




「………」




しばしの沈黙のあと、鈴蘭が再び口を開いた。




「貴方は貴方であり、涼花でもあるの。だからこの事に関して、私は貴方をどうしようということはないわ。だって、子供が増えたようなものじゃない。逆に嬉しいわ!」




今まで誤魔化してきたのが馬鹿らしく思えるような笑顔で鈴蘭さんはそう言った。


それを見て、姿勢を正して姿を“葵”に変えた。




「今まで黙っていてすみませんでした。俺は、この世界ではない場所から来ました。葵です。よろしくお願いします」

次回のあとがきにはキャラクター紹介を入れようと思います

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