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陰陽師と結ばれた縁  作者: サクサク
終わりと始まり
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3

結局のところ、婚約者筆頭者が春宮さまの生まれ変わりだということがわかり、私は今回の婚約に関しては、反対ではなく大賛成だ。

むしろ、婚約者候補たちに全部会ってその後、春宮さまの生まれ変わりを探す旅に出ようかと考えていたのだが、その手間が完全になくなった。

安倍一族も、私が最悪独身であっても問題はないだろう。

兄様方に子供が生まれれば問題ないのだ。

一応引き継ぎをしていなくても、私が嫡子となった。

正式に次期当主は私になった。

両親も、筆頭候補の春仁さまと婚約ということになって、よかったと言っていた。

元々、両家の両親の希望は、私の婚約者は従兄弟の中から選んでくれれば一番良いという事を、説明された。

全員、継承権を持つ親王殿下で、成人後は宮家を設立、もしくは継承者の居ない宮家を引き継ぐ形になるだろうとう言われた。

春仁さまは、次男なので今生では皇太子ではない。

兄君に親王が生まれば、何も問題はないそうだ。

現在皇位継承権第2位の、春仁さまが入婿になる事は可能なのだろうか?

いや、それは難しいだろう・・・・。


「父さま、私は春仁さま以外の方と婚姻はお断りですので、このまま婚姻へ向けての儀式だったり手順だったりとするものがあるかと存じますが、私が、安倍家の次期当主で歴史に残っている過去の女性当主はお一人でしたわよね?」

「そうだな。」


それを聞いて、詳しく調べるというか、琥珀のお母様に直接お話を聞ければいいかなと思ううちに。

こんなものは全て直接話が聞けるのなら、話を聞くのが一番だ。

何せ、皇室の人間と婚姻している可能性があるからだ。

つまり初代さまについての情報を探そうと思います!

もちろん皇室側にも資料として残っているだろう。

系譜を調べれば、我が家の方でもある程度はわかるだろう。

きっと似たようなものがあるはずだ。


「春仁は、皐月ちゃんがお嫁さんで問題はないのかな?」

「はい。今度こそは、最後まで一緒に添い遂げたいです。」

「分かった。成親殿も問題ないか?」

「こちらは問題ありません。」

「では、今後については互いに調べたり、準備をしたりと忙しくなるだろうがまずは、納采の儀の日時を一番良い時期になる様に調整をしよう。」

「かしこまりました。」

「よろしくお願いいたします。」


陛下の質問にそれぞれが答えていき、両家の母親たちといえば私の花嫁衣装の事を色々と相談したいみたいで目がキラキラと輝いている。


「そうと決まれば、帰りましょう。衣装などはいくつか候補を決めていただけましたら嬉しいですわ。母さま方。最後は、玄武と共に決めて頂けますと嬉しいです。」

「もちろんよ!最高のものを準備いたしますからね?」

「よろしくお願いいたします。」

「皐月、探す場所はわかっているのかい?」

「探すも何も、ご本人にお話をお伺いしようかと思っております。」

「あー。確かに。」

「それでは、伯父様、叔母さま、春仁さま。本日はお忙しい中お時間を取っていただきありがとうございます。恐れ入りますが、私は先に失礼させていただきます。」


伯父様方に挨拶をして、母さまは伯母さまとご一緒に早速衣装について話したいからという事で、別室に移動した。

そこで私は、父さまの腕を引っ張って急いで車寄せに移動する。


「蒼月から聞いたのですが、私達玉依姫は死後神将の中の男神に嫁ぐそうです。」

「それで?」

「琥珀の母君が初代さま。朱桜の母君が二代目さま。3代目である私は蒼月に嫁ぐそうです。

おそらくその次の玉依姫は、男児の可能性もあるのではないかと思います。

その辺りは、置いておいて、初代さまは私と同じく元の時代に戻ってきたそうです。いつから我が家が天皇家との婚姻を結んでいたか現状わかりませんが、初代さまの旦那さまが真の王であったのであれば、話はとても簡単だと思います。」

「なるほど。」


疑問が全てつながったような表情をした父さまは、正直怖かった。

もしかしたら守秘義務があったのかもしれないが、リークをしたのは神将達だ。怒るに怒れないだろう。

直系安倍家で4人の姿を素で見ることができるのは、兄さまと父さまのみ。ちぃ兄様は2代目さまみたいに輪郭がぼやけて見える程度らしい。

まぁ、思うことはそれぞれあるだろうけれど、触らぬ神に祟りなし。

家に帰れば、父さまの雷が落ちるであろう前触れに、私は口を噤んだ。

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