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陰陽師と結ばれた縁  作者: サクサク
終わりと始まり
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2

束帯に着替え、髪を結い上げると春仁さま、敦成さまの3人で現在絢音が治療を受けている場所へ移動する。

この時代のルールで裁きは受けるだあろうが、ひとまず怪我を治しつつ、事情、事件の真相を聞かないといけない。

そして、絢音がいる部屋は三重に結界をはり、かつ琥珀を見張としてつけていたので、逃げることは出来ないし外部から姿を見ることは出来ても接触をする事はできない。


室内に入り座っている絢音を観て違和感を覚える。

前回みたく簪など物理的なものではない。

雰囲気というか、魂というか。

人とかけ離れている。

春仁さまと敦成さまあを背に庇いながら、蒼月と2人で入り口に立つ。

水分など軽い食事もしたと琥珀から聞いたので、絢音と視線を合わせる。


「なぜ自分がここに居るか分かりますか?」


何も写していないような、暗い瞳。

声を発さなかったが、首を横に動かした。


「貴方が覚えている、年と月を教えて頂いても?」

「・・・・・997年、葉月、8日。」

「ありがとうございます。最後に覚えている、光景、見たものはありますか?」

「・・・・雨と崖。赤黒い鋭利な石。大きな木と川。」


素直に質問に答えてくっる分には助かる。

今がいつなのか私もわからないが、後で春仁さまに聞いてみよう。



ーーーーーーキイィィィィィィン。


まるで周りの音を遮断するように耳鳴りが響く。

隣にいた蒼月の着物っを掴み、なんとかよろけそうになった身体を支えようとしたが、うまく力が入らない。


「ひぃさま!!」


咄嗟に回された、蒼月の腕により床と激突することはなかったが相変わらず甲高い音が耳の奥で鳴り響く。




ーーーーーー・・・と・・・・ま

ーーーーーーま・・・・・・さ・・


女の人の声が響く。

あぁ、あの女性は誰がだったか。

待たせているのだ。都に。


「っ、ああぁ、・・・くそ!!!」


少し霊力を上げ、強制的に聞こえてきた‘声’を弾き返す。

t直感的に‘共鳴している’と感じた。

誰と誰が?

私と絢音が?

であれば、退治したさ愛にも共鳴していたはずだ。


「大丈夫か?!時平!!」

「・・・っはっ、大丈夫です。朱雀、白虎と交代。話を聞かせて。」


私の指示にそれぞれが動き、一度梨壺に戻る事にした。

梨壺に戻ってきた私達は、ひとまず水を飲む。

そして、春仁さまが、今が何年の何月何日かを尋ねた。


「今は、999年卯月20日だ。だから絢音が言っているのは2年前の話になる。」

「嘘はついていませんでしたから、彼の中では997年なのでしょう。となると、記憶喪失。こっこ、1、2年の記憶は無いと思います。もちちろん内裏にで何をしようとしていたのかも、覚えていないでしょう。」


厄介だな、と正直思った。

何も調べられない。

痕跡を調べてどこまで遡れるか・・・・・。

人の記憶を見るのは疲れるし、あまり見ていいものでは無い。

ただ、あの人なのだけれど、人じゃ無い状態・・・。

危ない状態ではある。


〈蒼月、琥珀。彼を見てどう思った?〉

〈あれは、すでにこの世のものでは無い。〉

〈そばにいて気づいたが、あれはこの都に縛られている。〉

〈そう。〉


となると、彼の証言は正しい。

きっと、997年の葉月8日の雨で何かしらの事故にあって、彼は命を落としているはずだ。

では、何が彼を引き留めているのか・・・。

どう見ても肉体を持っている。

腐敗もしてない。

しかも魂と肉体は繋がってるから食事も、睡眠も人としての活動はできている。


う〜ん。

過去の文献に似たようなことが記載されていなかっただろうか?

記憶を辿りながら該当することはなかったかどうか思い出そうとするが、思い出せなあい。

何かをきっかけで思い出すかもしれないから、少しでも頭の隅にでも入れておこう。

ただ、最近似たような事が無かっただろうか?

と、疑問に思う。

確実に必要なら思い出すだろう。

とりあえず、様子見で何かあればすぐに知らせるように指示を出した。

今日は夢渡をしてみうようと、1人決めた。

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